花の四日市スワマエ商店街

表参道スワマエ商店街会長のひとり愚痴

春告園と港楽園

2016年10月05日 | レモン色の町

公園南通りの屋台から西へ進むと

諏訪公園の西側一体は、赤線地帯“春告園”だった。辻さんの、これはまさに盗撮であります。

昭和三十三年七月二十四日。現在の二番街、大学前あたりから西に向かって撮られた写真。この年の四月、売春禁止法が施行された。

この地域一帯を港楽園と呼ばれ、諏訪公園西の春告園と共に四日市の赤線地帯だった。

建物の一階ではこわもてのお兄さんが花札をしていて、二階へ上がるといくつかの小部屋があった。貧しい東北出身の人が多かったと聞くが、それにしてもお姉さんたちのこの明るい表情はどうだ。子供たちの遊び相手をしているようだ。

突き当りが駅前南北の通りに繋がる。

 

昭和三十三年七月二十四日、二番街の若紀久の向かい角を撮った写真。辻氏は移り変わる街の風俗や生活をカメラに収めた。当時の雰囲気が色濃く出た作品だ。飲食店の裏路地でくつろぐ女性たち。夏の暑い一日が終わろうとしている。開店までまだ少し時がある。

シンガーソングライターで、当時十六歳のポールアンカが「ダイアナ」でこの春、一大ブームを巻き起こした。ロカビリー三人男の一人平尾昌晃はダイアナを「君は僕より年上と」の訳でヒット。アメリカではエルビス・プレスリーの影響でカントリーからロックンロールへの動きが目立った。



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