「海底人8823」は、九里一平により同時期に漫画化されている。雑誌「少年」連載。
昭和15年、京都府京都市生まれ。兄である人気漫画家・吉田竜夫の作画手伝いをしながら、昭和35年以降の少年漫画誌に数多くの作品を発表。代表作は――『マッハ三四郎』『海底人8823(ハヤブサ)』『アラーの使者』『大空のちかい』『海洋少年隊』『弾丸児』など。テレビドラマのコミカライズやラジオドラマになった作品も少なくない。後に兄2人に誘われる形で、アニメ制作会社・竜の子プロダクションの設立に参加。『科学忍者隊ガッチャマン』『昆虫物語みなしごハッチ』『新造人間キャシャーン』『タイムボカンシリーズ』など数々の名作アニメを生み出し、昭和62年にはタツノコプロの第三代社長に就任。平成17年7月まで務めた。
テレビドラマ「海底人8823」の最終回「宇宙旅行第1号」で、よく見るお顔が出ていた。丸井太郎は小津監督の「浮草」に旅芸人一座の一人として出演していた。横に座る佐藤老人は、しきりに「戦争はいけない」を連発していた。