ジェラルド・G・ジャンポルスキー著 大内 博訳“ゆるすということ”サンマーク文庫
この本は、2010年 第22刷発行になっています。みると最後の方まで線が引いてあるので完読したものと思われますが、自分に“ゆるし”の効果は全く出ていません。むしろ逆の効果が出てオリマス。
そこで、改めて読み直しました。一気にすべてを許さなくて良い。少しずつ“ゆるして”行けばいいのです。“ゆるせ”ば、すごく気が楽になります。この心地よさを味わいつつ、次の“ゆるし”に取り掛かればいいのです。自分にどこまで“おつきあい”できるかワッカリマセ~ン!
なぜ“ゆるす”事が大切なのか、著者は書いています。
なぜゆるすのかといえば、自分を過去から自由にするためです。
他人への恨みつらみから、自分を自由にするためです。
ゆるすと危険な目に遭うどころか、いまこの瞬間を、より生き生きと生きられるようになります。
そして、いまこの瞬間が安らぎに満ちていれば、安らかな気持ちで未来を見ることが出来ます。
すると、安らかな現在がそのまま未来へと続き、安らかな現在が安らかな未来になります。
不幸にも、多くの人たちは、怖れに満ちた過去が怖れに満ちた未来になる、というふうに生きています。私たちの信念が、「自体は悪くなるいっぽう」という現実をつくっているのです。
著者はこんなことも書いています。
きれいな公園でジョギングをしています。すると空き缶が捨てられていました。空き缶を捨てた人物に怒りを持つか?手間はかかっても空き缶を拾ってごみ入れに捨てるか?以後の気持ちに どんな差が出ているでしょうか?