永井荷風は、私の好きな作家の一人だ。優れた随筆も多い。
自然主義が主流であった当時、耽美的とも言える作風で読者を魅了した。
「すみだ川」(明治42年発表)、「日和下駄」(大正4年発表)などが代表作。
「すみだ川」は好きな作品の一つだ。
その彼が胃潰瘍で逝去したのは、昭和34年4月30日。79歳であった。
歳時記では、4月30日を「荷風忌」としている。
先日、カメラを下げて隅田川べりを歩いた。
そのおり、息子が老母をいたわる車椅子姿に会った。すこし恥ずかしかった。
荷風忌や大川端を車椅子 鵯 一平
別館として、写真俳句ブログの「いのちの囁き」を開いております。
ご覧いただけると嬉しいです。
→ こちら