すべてを「0」か「1」かに区別して処理するのがデジタルだ。
「ある」が「1」で、「ない」は「0」。
これはよく分かる。
「きみはこの人、好きかい?」
「うん、好きだよ」 そう答えれば「1」で、「嫌いだねえ」となると「0」。
「どちらとも言えないなあ。概して言えばー」 なんて答えは許されない。
かつて臓器移植に関し、「生と死」の「判定基準」で揉めたことがあった。
どこまでが「生」でどこからが「死」か?
つまり、どこまでが「1」でどこからが「0」の論議だった。
医学的なことは知らないが、「人の尊厳」にかかわる議論だったように思う。
識者の議論はブレていた。「1」でもない「0」でもない状態があるとでも言うのか。
今はどんな結論になっているのだろうか。
0と1の間ひを彷徨ふ朧かな 鵯 一平
別館として、写真俳句ブログの「いのちの囁き」を開いております。
そちらもご覧いただけると嬉しいです。
→ こちら