新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

同期の桜

2009年04月10日 06時47分13秒 | 身辺雑記

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 写真は4月5日撮影。青空が広がっていた。

 桜にピントを合わせ、連翹や桃の花をバックに撮った。雪柳もわずかに顔を出している。

 一昨晩、行きつけのスナックで一杯呑んだ。いや、少し飲み過ぎた。

 9人のグループだが、集まったのは6人。体調不良のため、3人が欠席した。

 もう一人いたのだが、昨年亡くなった。

 このグループはみんな会社が別。つまり、闘ったライバル同士だった。

 社運をかけての論議も多かった。悪し様に怒鳴り合いこそしなかったが、顔を見るのも厭になったことも多々ある。

 そんなときは連れ立って、近くの居酒屋へ寄った。凝った感情を和らげるためであった。ささくれ立った感情のまま、別れたくはなかった。

 ひとしきり居酒屋で飲めば、ほどよく感情がほごれる。もちろん、仕事の話題は避けた。

 感情が和らげば、その後はスナックへ寄った。2~3曲ずつ唄い、笑って散会するのが常だった。

 意味は少し異なるが、言わば戦友だった。同期の桜とも言える。

 私は若い方で、下から2番目。ほとんどが75歳以上で、とっくに傘寿を過ぎた人もいる。

 みんな何処かしらに病気を抱えている。そんな話を始めたらキリがない。だから、あえて病気の話はしないようにしている。

 とは言っても、誰かの動静が話題になれば、「亡くなったよ」とか、「入院中だ」とかの話題が続く。

「死んでも連絡しないよ」

 そのような申し合わせになっているが、果たしてそれで済むかどうか。

 今日の写真は、「同期の桜」と名付けたい。連翹も桃も雪柳も、もう仲間だ。

 みんなリタイアして、再びの人生を謳歌している。

 残念ながら私だけは、まだ俗世間を徘徊していて見苦しい。

 別館として、写俳(写真と俳句)ブログ「いのちの囁き」を開いております。

 そちらもご覧頂けると嬉しいです。

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コメント (12)
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