写真は4月5日撮影。青空が広がっていた。
桜にピントを合わせ、連翹や桃の花をバックに撮った。雪柳もわずかに顔を出している。
一昨晩、行きつけのスナックで一杯呑んだ。いや、少し飲み過ぎた。
9人のグループだが、集まったのは6人。体調不良のため、3人が欠席した。
もう一人いたのだが、昨年亡くなった。
このグループはみんな会社が別。つまり、闘ったライバル同士だった。
社運をかけての論議も多かった。悪し様に怒鳴り合いこそしなかったが、顔を見るのも厭になったことも多々ある。
そんなときは連れ立って、近くの居酒屋へ寄った。凝った感情を和らげるためであった。ささくれ立った感情のまま、別れたくはなかった。
ひとしきり居酒屋で飲めば、ほどよく感情がほごれる。もちろん、仕事の話題は避けた。
感情が和らげば、その後はスナックへ寄った。2~3曲ずつ唄い、笑って散会するのが常だった。
意味は少し異なるが、言わば戦友だった。同期の桜とも言える。
私は若い方で、下から2番目。ほとんどが75歳以上で、とっくに傘寿を過ぎた人もいる。
みんな何処かしらに病気を抱えている。そんな話を始めたらキリがない。だから、あえて病気の話はしないようにしている。
とは言っても、誰かの動静が話題になれば、「亡くなったよ」とか、「入院中だ」とかの話題が続く。
「死んでも連絡しないよ」
そのような申し合わせになっているが、果たしてそれで済むかどうか。
今日の写真は、「同期の桜」と名付けたい。連翹も桃も雪柳も、もう仲間だ。
みんなリタイアして、再びの人生を謳歌している。
残念ながら私だけは、まだ俗世間を徘徊していて見苦しい。
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