新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

呼び名の変遷

2009年04月08日 07時18分28秒 | 身辺雑記

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 写真は4月5日撮影の二輪草。

 カミさんの名前は△子。まあ、結構可愛らしい名前だ。

 友達には、△ちゃんと呼ばれていたらしく、今でもそのように電話が来たりする。

 私の名前は■雄。これがまた平凡で、「ちゃん付け」で呼びにくいらしい。「■雄ちゃん」と呼んでくれたのは、二人だけ。カミさんはその中の一人ではない。

「■雄さん」と呼んでくれる人は、幾人かいる。カミさんの兄たち、叔父叔母、それに幼友達。 

 「ちゃん」と呼んでくれた一人は、社会人としてスタートしたときの職場の先輩女性。その当時50歳代だった。すでに故人だ。

 もう一人いるが、それは言わない。誤解されても困る。カミさんと仲良しであることだけは明言するので、念のため。

 結婚当初、カミさんにとって私は「あなた」だった。

 カミさんに対する私の呼びかけは、「△子」、「おい」、「お前」など。偉そうにしていた。

 子供が生まれてからは、「お母さん」であり「お父さん」であった。

 お互いに呼び合うのも、そのようにした。それが極く自然だった。

 孫が生まれてからは、自然に「おばあちゃん」となり「おじいちゃん」となった。

 子供も孫もいないとき、「おばあちゃん」とか「おじいちゃん」と呼ぶのは不自然だ。

 そんなとき、カミさんは私を「おとうさん」と呼んでいる。もはや「あなた」には戻らない。

 私は少し違う。まさか「お母さん」とは呼べない。

 従って、その場その場で呼び方が変わっている。

「あのさあ」と言ってみたりする。

 あるいは、いきなり用件から入る。

「ほら、この前のあの話なんだけど・・・」

 それで通じるのだから、夫婦とは便利な関係だ。

 呼び名は変遷する。成長して、そしてやがて退歩する。成熟なのかもしれない。

   もはや今 カミさん妻を 超えており   ひよどり

 川柳もどきの五七五。しかし実感ではある。

 別館として、写真俳句ブログの「いのちの囁き」を開いております。

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コメント (12)
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