新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

いいぞ日本人!

2009年04月14日 07時06分09秒 | 身辺雑記

 4月9日の記事で、「保守の気骨」を書いた。

 あの記事は、雑誌「諸君!」の中の対談記事を引用した。

 書き落としたことで、どうしても書きたいことがあった。

 対談者の一人で司会的な立場だった宮崎哲弥氏(評論家)の話だった。

 NHK放送文化研究所では1973年から5年ごとに、「日本人としての意識」という調査を発表しているとのこと。全国5400人を対象に、「価値観やものの考え方の推移」を検証したものらしい。

 宗教観から婚前交渉の是非に至るまでの幅広い調査となっている。

 この調査の「権利」に関する項目の調査では、「言論・表現の自由」を権利とする人よりも、「納税」を権利と見ている人のほうが多いのだそうだ。

 1993年の調査から逆転し、その後は一貫して「納税」の優位が続いているとのこと。

 2008年の調査では、「言論・表現の自由」を権利として見ている人が、34.8パーセントだったのに対し、「納税」を権利と見ている人が42.8パーセントだったというのだ。

 私は「納税」は義務だと考えていた。しかし、権利と考えていた人がいたのだ。

 しかも、「言論・表現の自由」を権利としている人よりも多かった。とても衝撃的だった。

「納税」が権利か義務かの議論は、この際さておくこととする。果たして権利と考えるべきかについては異論もありそうだ。私も俄には賛成できない。

 私が言いたいことは、権利と考えている人が多いことに驚いたということだ。 

 先般の「定額給付金」について、60パーセント以上の人が反対に回ったが、政治的な思惑だけで反対した人ばかりではなかったらしい。

 調査方法や設問内容を詳しく承知してはいない。だから即断は出来ないが、日本人のメンタリテイー には、不思議な面がありそうだ。とても嬉しいことだった。

 このような行動意識をよく考えて、日本人らしい政治を行えば、悲観論ばかりではないかもしれない。私は今、少し元気を取り戻しつつある。

 いいぞ日本人!

 そんな感じを持ち始めている。

 まだ人から聞いた話の段階だ。機会を得て、NHK放送文化研究所の調査内容を精査してみたい。

 別館として、写真俳句ブログの「いのちの囁き」を開いております。

 そちらをご覧いただけると嬉しいです。

   → こちら

 

 

コメント (12)
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