先日、後輩のS君から、
「この頃、体調が悪いのですか」 と訊ねられた。
「そんなことないよ。どうして……?」
「ブログに元気がなさそうなので……」 S君が言った。
私にとって、S君はパソコンの師匠だ。分からなくなると彼のアドバイスを受けている。そんな次第でもあり、彼も私のブログをチェックしてくれているらしい。
彼から見ると、「切れ味が鈍いですよ」 ということらしい。
政治や世相を扱っている記事が減った。元気がないととれる理由の一つらしい。
私は政治の世界に失望している。今のところ、論議をする気にもなれない。億劫だ。
私は体調が悪いわけでもない。もちろん、絶好調ではない。少なくとも今は、花粉症だ。
昔から、私は乱暴な生き方はしなかった。中学生時代から、柔道や野球をやっていたのに、頑健なほうではなかった。病弱ではなかったが、身体に関しては、臆病だった。
そのくせ、一見乱暴な素振りは見せていた。恐いものなしを装っていた。同級生の中には、いわゆる不良少年ややくざまがいの友人もいた。
乱暴な素振りは、若い時代で終わった。所帯を持ってからは、御身大切で過ごした。
仕事の面では、御身大切だけで済ますことはできない。立場なりの冒険もしたし、勝負せざるをえないこともあった。
今にして思えば、さしたる冒険や勝負ではなかった。当然のことをしただけだった。
振り返ってみて、どちらかと言えば、丁寧に生きてきたように思っている。
丁寧に生きてるつもり木瓜の花 鵯 一平
こんな俳句を詠んだからといって、惚けを認識しているわけではない。念のため。
写真の木瓜の花は、一昨年の3月下旬に撮影したもの。今年はまだ見に行っていない。
別館として、写真と俳句のブログ「いのちの囁き」を開いております。
よろしかったら、そちらへもお出で下さいませ。
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