Jack DeJohnette's Special Edition "Inflation Blues" ECM, 1983.
DeJohnetteのバンドSpecial EditionのECMでの録音中、唯一CD化されていない作品。Keith Jarrett TrioのメンバーとしてECMに多大に貢献をしているというのにだ。
このバンドでの最初の録音"Special Edition"(1980)は、David MurrayとArthur Blytheのスリリングな掛け合いが聴ける傑作だった。ECMでの最後の録音"Album Album"(1984)は、管楽器バトルの面白さは無いものの、祝祭的な曲が魅力的でアレンジもよく練られたこれまた傑作だった。この二つの間に録音されているのが、"Tin Can Alley"(1981)とこの"Inflation Blues"である。
"Inflation Blues"の冒頭の曲は1stを思い出させる緊張感の高い曲だが、"Tin Can Alley"での演奏ほど活き活きとしていない。この曲以降はアレンジ重視で、渋くなった"Album Album"のようだ。B面に出てくるタイトル曲はレゲエ。地味だという印象を残したままレコードが終わってしまう。それでもカタログから抹殺してしまうほど酷い出来とも思えないのだが。
DeJohnetteのバンドSpecial EditionのECMでの録音中、唯一CD化されていない作品。Keith Jarrett TrioのメンバーとしてECMに多大に貢献をしているというのにだ。
このバンドでの最初の録音"Special Edition"(1980)は、David MurrayとArthur Blytheのスリリングな掛け合いが聴ける傑作だった。ECMでの最後の録音"Album Album"(1984)は、管楽器バトルの面白さは無いものの、祝祭的な曲が魅力的でアレンジもよく練られたこれまた傑作だった。この二つの間に録音されているのが、"Tin Can Alley"(1981)とこの"Inflation Blues"である。
"Inflation Blues"の冒頭の曲は1stを思い出させる緊張感の高い曲だが、"Tin Can Alley"での演奏ほど活き活きとしていない。この曲以降はアレンジ重視で、渋くなった"Album Album"のようだ。B面に出てくるタイトル曲はレゲエ。地味だという印象を残したままレコードが終わってしまう。それでもカタログから抹殺してしまうほど酷い出来とも思えないのだが。