JLAから短大の図書館に「これからの図書館の在り方検討協力者会議」による『司書資格取得のために大学において履修すべき図書館に関する科目の在り方について(報告)』が届いた。一昨年から議論されている新しい司書資格課程の科目について提案されている。
昨年の今頃の段階では、司書課程の選択科目は全部無くなるという話だった(ただし上記とは別団体の報告書にもとづく)し、新カリキュラムは平成22年度からの実施ということだった。しかし、昨年度末の段階になっても、文科省がまだヒアリングを行っていたところを見ると、結局意見はまとまらなかったのだろう。実施がいつになるのかはまだよくわからない。
今回の案は、そんなに大きな変更があるわけではないが、名称変更も含めて、司書=情報の探索屋・検索屋という路線をこっそりとおしすすめた印象だ。機械が苦手で読書好きの文系学生に対して、パソコン操作を叩き込むことに苦労する日々が思い浮かぶ。下記に今回の案と現行科目の対応させてみた。
案(単位数) 現行(単位数)
生涯学習概論(2) ← 生涯学習概論(1) / 半期に
図書館概論(2) ← 図書館概論(2) / そのまま
図書館情報技術論(2) ← 該当なし / まったくの新科目
図書館制度・経営論(2) ← 図書館経営論(1)+ / 内容を追加して半期に
図書館サービス論(2) ← 図書館サービス論(2) / そのまま
情報サービス概説(2) ← 情報サービス論(2) / 名称変更
児童サービス論(2) ← 児童サービス論(1) / 半期に
情報サービス演習(2) ← レファレンス・サービス演習(1)+情報検索演習(1) / 足して通年
図書館情報資源概論(2) ← 図書館資料論(2) / 名称変更
情報資源組織論(2) ← 資料組織概説(2) / 名称変更
情報資源組織演習(2) ← 資料組織演習(2) / 名称変更
該当ナシ ← 専門資料論(1) / 廃止
選択科目2×(1) ← 選択科目2×(1) / 科目数増えるも要求される単位変わらず
計算すると、三つの1単位の講義が軒並み2単位に変更、2単位の新講義科目が追加、1単位の講義科目が減ることになり、全体として半期2コマ分講義数が増えることになる。講師の確保を考えなくてはならなくなるようだ。
全体としては大胆さの少ない、マイナーチェンジに留まった印象があるが、こうなった経緯を想像すると委員の皆様の苦労がしのばれます。もうもめないかなあ。
昨年の今頃の段階では、司書課程の選択科目は全部無くなるという話だった(ただし上記とは別団体の報告書にもとづく)し、新カリキュラムは平成22年度からの実施ということだった。しかし、昨年度末の段階になっても、文科省がまだヒアリングを行っていたところを見ると、結局意見はまとまらなかったのだろう。実施がいつになるのかはまだよくわからない。
今回の案は、そんなに大きな変更があるわけではないが、名称変更も含めて、司書=情報の探索屋・検索屋という路線をこっそりとおしすすめた印象だ。機械が苦手で読書好きの文系学生に対して、パソコン操作を叩き込むことに苦労する日々が思い浮かぶ。下記に今回の案と現行科目の対応させてみた。
案(単位数) 現行(単位数)
生涯学習概論(2) ← 生涯学習概論(1) / 半期に
図書館概論(2) ← 図書館概論(2) / そのまま
図書館情報技術論(2) ← 該当なし / まったくの新科目
図書館制度・経営論(2) ← 図書館経営論(1)+ / 内容を追加して半期に
図書館サービス論(2) ← 図書館サービス論(2) / そのまま
情報サービス概説(2) ← 情報サービス論(2) / 名称変更
児童サービス論(2) ← 児童サービス論(1) / 半期に
情報サービス演習(2) ← レファレンス・サービス演習(1)+情報検索演習(1) / 足して通年
図書館情報資源概論(2) ← 図書館資料論(2) / 名称変更
情報資源組織論(2) ← 資料組織概説(2) / 名称変更
情報資源組織演習(2) ← 資料組織演習(2) / 名称変更
該当ナシ ← 専門資料論(1) / 廃止
選択科目2×(1) ← 選択科目2×(1) / 科目数増えるも要求される単位変わらず
計算すると、三つの1単位の講義が軒並み2単位に変更、2単位の新講義科目が追加、1単位の講義科目が減ることになり、全体として半期2コマ分講義数が増えることになる。講師の確保を考えなくてはならなくなるようだ。
全体としては大胆さの少ない、マイナーチェンジに留まった印象があるが、こうなった経緯を想像すると委員の皆様の苦労がしのばれます。もうもめないかなあ。