ひろの東本西走!?

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富田林の近代建築

2009-09-14 22:25:22 | まち歩き

先日、急に思い立って富田林の旧寺内町(じないまち)の重要伝統的建造物群保存地区を探訪してきました。私は洋風建築のファンですが、和風も素晴らしい建物や街並みが大好きなのです。

で、まずそれらの記事をアップしようと思ったのですが、ここは初球に意表をついた変化球勝負です。国の重要文化財である旧杉山家住宅ほかを堪能したあと、遅い昼食をとろうとして「じないまち交流館」というところに寄ってみたところ、「富田林の登録文化財」というコーナーがあり、そこに3つの近代建築の写真が展示されていました。その内の1つは「中内眼科医院」で、これは事前に検索して探訪済みでしたが、残り2つは”おぉーっ!”と思うような一級品です。うーむ、これはまず現物を確認せねば!と空きっ腹をかかえてその後も約1時間探訪を続行しました。

まずは「中内眼科医院」(T13年)とお隣(ここは会社をやっておられるのですかね?)、そして少し離れた薬局です。「中内眼科医院」はデザイン的にはシンプルですが、アーチ窓が美しく立派です。外壁が塗り直されたりしているようですが、これがT13年の建築とは!

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次に「杉田家住宅」(S4年頃の建築だそうです)です↓。ここは玄関ポーチ部のインパクトが凄いです。この上部のデザインはアルファベットのような幾何学模様のような不思議なデザインで、他にあまり見たことがないです。窓枠部も石で作られているようで、味わいがあります。陸屋根の軒の出も深いですね。

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そして、富田林西口駅近く(市立青少年センターの向かい)にある葛原家別邸(T13年)は、急勾配の屋根が実に印象的な洋館です。樹木が茂っており、細部までよく見えないのがもどかしいものの、北面にはバラをデザインした可愛らしいステンドグラスもあり、優美です。このステンドのデザインも珍しいのではないでしょうか。控えめな煙突もいい感じ!

結局、この日は朝8時過ぎに朝食をとった後、和館&洋館を巡って飲まず食わずで歩きまわり、昼食を取ったのは16時前でした。しかし、見応えたっぷりで充実の探訪でした。

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