ひろの東本西走!?

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岐阜大仏 正法寺大仏殿

2012-07-06 01:23:00 | アート・文化

岐阜県の近代建築ツアー(講師:川島智生、京都華頂大学教授)で訪れた”岐阜大仏”正法寺大仏殿です。

岐阜市に致命的な被害を与えた濃尾地震に耐えた建物は文政12(1829)年竣工で、仏像は天保3(1832)年開眼とのこと。建物の外観は三層構造になっている点が特徴です(三層目は明治時代の増築)。平面はいずれの層もほぼ正方形です。この日は雨が強くて外観をじっくりと眺めることができず、また、外観写真もあまり撮ることができませんでした。

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中に入ると優しい顔立ちの大釈迦如来像が安置されていました。像高は13.7mとかなりの迫力です。写真ではその大きさと迫力が伝わらないのがもどかしいですね。

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骨格は木材で組み、竹材を芯として粘土で形をつくり、その上を一切経で糊張りして漆を塗り、金箔を貼るという乾漆造によってつくられているのが特徴です。日本三大仏のひとつとして知られているそうですが、超メジャーな観光地でもある奈良・鎌倉に比べると全国的な知名度はやはり劣るでしょうね。ですが、大きさ・迫力・佇まいは素晴らしく、奇想の大仏&大仏殿として貴重だと思います。

西側正面上部の火頭窓を開けると、大仏のお顔が拝めるとか。
ぜひ一度拝見したいものです。

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