樟徳館の定期一般公開は大盛況のうちに終了した模様です。昨日は朝からあいにくの雨でしたが、遠出を控えた方を中心に人出が多かったのか、悪天で出足が鈍ったかどちらだったんでしょうね。
さて、4回連続の記事アップとなりました。
最終回、まずは女中仕事部屋です。お客様がいらしたのがこの部屋から見えるような配置になっているのですが、明るくて気持ちの良い空間になっています。腰壁部分などが細かな網代になっているのも見事です。
階段下から非公開の2階部分を見上げてみました。2階も手すり(欄干)や欄間部分の造作が見事です。手抜かりなし。こちらも見てみたい!
庭の方に出てみました。応接室の磨りガラスは外から見ても味わいがあります。枠の形も良いですね。
応接室の脇を回りこむあたりの景色の変化が劇的で素晴らしいです。西面のベランダ( ?テラス?)は不思議な不思議な空間です。ちょっとお寺のような雰囲気もありますし、和洋中の複合様式といった趣があります。ここの石もいいなあ。
和室(客間)と広縁を臨む南面の眺めは広々として伸びやかです。
広縁の丸みを帯びた靴脱ぎ石は可愛いです。ちょっと異色か。
などなど、今回の公開では贅をこらした建物と内外の素晴らしい空間を存分に堪能しました。写真もアップし出すときりがありません。さて、次に見る機会があるのは4年後かな?
◎参考ブログ
mayumamaさんの”m's dairy”