ひろの東本西走!?

読書、音楽、映画、建築、まち歩き、ランニング、山歩き、サッカー、グルメ? など好きなことがいっぱい!

男子4×100mリレー、観客総立ちの興奮と感動

2007-09-03 23:10:31 | スポーツ

P10102621 P10102581

世界陸上大阪大会が終わりました。
日本勢は大会中盤、有望選手が総崩れでどうなることかと思いましたが、ラスト2日間、男子4×100mリレー、女子マラソン(土佐選手、銅メダルおめでとう&ありがとう!)と頑張ってくれましたね。大会が終わってみれば、投てき種目や跳躍種目での最後の大逆転など面白かったなあ。

以下、遅ればせながら土日を振り返りました。

土曜日の夜は日本が出場する期待の男子4×100mリレー決勝を見るべくいざ長居へ。座席(S席 ¥17,000也)は第4コーナー近くの前から24列目で、棒高跳びやリレーを見るのに絶好のポジションでした。

この日の最終種目・男子4×100mリレー決勝の選手がコースに出てきたときから拍手大喝采。特に我々の前にいるのは不動のアンカー・朝原だけに、「朝原ー!」 「頼むぞー!」の声が飛び交いました。朝原選手は地元大阪の選手であるだけでなく、昨年5月のオリンピックデーランで次男と一緒に写真を撮らせてもらったので、とても親近感があります。

スタート前の静寂もやはりこの日一番でした。決してヒソヒソと喋っていない人がいない訳ではありありませんが、遠くの方のお子さんの泣き声が聞き分けられるくらいの静かさで、スタジアム全体が凄い緊張感に包まれました。ドキドキ、ワクワク、ソワソワ・・・。

そして号砲。スタジアムは早くも大歓声に包まれます。遠目ですが、1走・塚原はなかなか良い走りのように見えました。1-2走のリレーも問題なし。200mでの惨敗から蘇った2走・末続が激走し、3走・高平へもうまくバトンが渡ったようです。

あっという間に3走・高平がコーナーを飛ばして迫ってきました。速い!ひいき目に見たのでしょうか、「おおーっ!ひょっとしてトップ?」周囲の観衆も総立ちになる中、アンカー・朝原へのリレー。第4コーナーには他国の選手も凄いスピードと迫力で殺到してきて、順位がどうなっていたのか何も分かりません。バトンはうまく朝原に渡ったのか?大歓声・大興奮の中の一瞬の出来事で、それすらよく分かりませんでした。

遠ざかる朝原の背中。大スクリーンを見ると4、5位を走っているようです。あー、やっぱりメダルは無理か。しかし、そこから驚異的な追い上げを見せます。「行けーーーっ! 朝原ーーーっ! 抜けーーーっ!」大歓声に応えての朝原の力走は美しく、力強かったです。そして怒濤のゴールイン。「あぁーっ!」
あと5mあればなあ・・・。

しかし、2日続けての日本新・アジア新記録です。惜しくもメダルは逃しましたが、大声援に応えての激走は選手・観客ともに(レースには)敗れて悔いなしだったと思います。アテネ五輪の優勝タイムをも上回るタイムだったのも素晴らしかったですね。レース後、4人がスタジアムを1周して観客に応えてくれましたが、ずーっと観客の熱狂は続いていました。

世界規模の陸上の大会・試合を観戦したのは初めてでしたが、満員のスタジアムでの臨場感は素晴らしく、これはTVでは絶対に味わえなかったと思います。特にリレーでは鳥肌が立つほどゾクゾクとしました。また、男子4×100mリレー予選で日本は惜しくも全体の9位となって決勝進出を逃したのですが、いずれのランナーも終盤猛烈に追い上げて前の走者を抜いてくれたため、盛り上がりました。やっぱり、リレーで抜くのはカッコイイです。これは子供の運動会でも同じですね。えらい次元の違う話でスミマセン。

今、佐藤多佳子さんの「一瞬の風になれ 2」を読んでおり、短距離・リレーの素晴らしさにゾクゾクしていますが、やはり生の迫力・緊迫感・高揚感は凄かったです。とにかく日本チームの走りも観衆の大歓声・大声援も素晴らしかった!感動をありがとう。

P10102411 P10102511 P10102301 P10101881