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ひろの東本西走!?

読書、音楽、映画、建築、まち歩き、ランニング、山歩き、サッカー、グルメ? など好きなことがいっぱい!

風が強く吹いている(三浦しをん)-1

2006-12-01 00:05:00 | 16:ま行の作家

Kazega1_1 風が強く吹いている(新潮社)
★★★★★’:95点

now reading としても紹介した”三浦しをん”さんの近著を熱烈感動のうちに読了しました(実際の読了は1週間前)。→その後、映画も観ました。こちらも素晴らしかったです。映画の感想はこちら

箱根駅伝を真正面からとらえた小説は日本初でしょうか?約500ページの長編ですが、何と終盤、全体の1/3以上が箱根駅伝本番2日間の描写に割かれています。全編でランニングのシーンがしっかり描かれているのはもちろんですが、人物描写や情景描写も手抜かりなしです。

走ることの苦しさ・つらさ、その反面の凄さ・素晴らしさを直球勝負で描ききった痛快さが見事なのですが、ユーモア感もまた抜群!これが作品に潤いを与えています。

今にも崩れ落ちそうな木造二階建てアパート「竹青荘」に集まった10人の寛政大生。それまで各自が自由気ままに、それなりに楽しく暮らしてきた。そして、9人しかいなかった住人に超高校級ランナーであった蔵原走(かける)が訳あって加わることになり・・・。

そこから、寛政大学-丸秘(?)陸上部主将・清瀬灰二(ハイジ)が、あるいはハイジをきっかけに10人が起こした奇跡の物語が始まる。
こんなことあるかー? とか こんな奴おるかー? などと思ってはいけません。
思った時点で奇跡の芽は摘み取られていますよ。

ランニングをやったことがある人、マラソンや駅伝に興味がある人はもちろん、そうでない人も十分に楽しめる作品です。そこが作者の力量ですね。

「DIVE!!」同様、書きたいことは山のようにあるのですが、感動本ほど感想を書きにくい状態です。と言うことで、とりあえず感想その1です。

し・か・し、読中夢中 一気読破 読後感涙 で、

熱血感動 抱腹絶倒 私的絶賛 熱烈推薦 断固支持 不読不死(読まずに死ねるか by内藤陳)です。
この本に出会えて幸福でした。

更に、

 古竹青荘 懐古住宅 倒壊寸前 環境劣悪 朝夕自炊 時々宴会 
 鯨飲粗食 清貧亦楽 無印良人 灰二待望 遠大計画 長期戦略 
 計画発表 全員唖然 全員拒否 深慮遠謀 性格把握 拒否不能 
 目標箱根 意志強固 全員決心 監督大家 住人十人 欠員不可
 練習開始 前途多難 五里霧中 疑心暗鬼 信念不動 合宿亦楽
 隣人応援 差入歓迎 奇跡必達 断固結束 節制精進 打倒六道
 全員良奴 静謐年末 願掛初詣

 葉菜子愛 恋心些少(ちょこっと胸キュン)  恋々乙女 告白時刻

 呼吸困難 酸素欠乏 心臓破裂 筋肉悲鳴 身体鈍重 脚亦鈍重
 頭不回転 風邪苦痛 寒風劣悪 疲労困憊 感覚麻痺 眼前霞白 
 走行不能 昏倒寸前 満身創痍 絶体絶命 自己責任 出遅焦燥
 刻限目前 待人不来 待人到着 無念遅刻 繰上出走  

 襷汗激重 責任重大 諦感不可 以心伝心 韋駄天魂 猪突猛進
 走酔嬉々 颯爽快走 健脚披露 健脚英雄 走酔快感 才能開花
 一心不乱 奮闘努力 報友頑張 信頼絶大 区間最高 大願成就
 感謝甚大 狂喜乱舞  

 至福時間 勇気凛々 万歳三唱 努力必報 友情永遠 友情不滅
 感涙滂沱 青春短日 生涯走者

何やこれ?
でも、こんな感じなのですよ(^_^;

<参考ブログ>
  uririnさんの”ほんだらけ” 
  iniさんの”のんびりかな打ち日記”
    hitoriさんの”ひとりが好き♪”
    shimoさんの”ランシモ”(2007.2.2追加)
  エビノートさんの”まったり読書日記(2007.2.13追加)
  ゆめさんの”ゆめcafe”(2007.8.5追加)
  そらさんの”日だまりで読書”(2007.8.6追加)


宇宙のみなしご(森絵都)

2006-11-08 22:40:00 | 16:ま行の作家

Ucyunominashigo1 宇宙のみなしご(理論社)
★★★★:80点

chiharuさんからもオススメのあった「宇宙のみなしご」。朝の通勤電車の中で読み出して、帰りの電車の中で読了。1時間ちょっとくらいで読んだでしょうか。

文章量が少なく、比較的ヘビーなものが好きな私としては、やや物足りない気がしないでもないですが、出てくる言葉・会話が非常に良かったです。宇宙に輝く小さいけれどキラリと光る星を見つけたような感じでした。

*************** Amazonより *****************

内容(「BOOK」データベースより)
不登校のわたし、誰にでも優しい弟、仲良いグループから外された少女、パソコンオタクの少年。奇妙な組み合わせの4人が真夜中の屋根のぼりをとおして交流していく…。

内容(「MARC」データベースより)
誰にでも優しい弟と不登校の私は、真夜中にこっそり、よその家の屋根にのぼる。それは、ふたりだけの秘密の遊びだった。ところが思いがけず、この真夜中の屋根のぼりに、あたらしい仲間が加わることになって…。

************************************************

【注意】以下、超ネタバレあり

主要登場人物も少なく、陽子、リン(年子の弟)、キオスク、七瀬さん(おとなしいけど、走るのが好きないい子です)、さおりさん(陽子たちの母の友人)、富塚先生(すみれちゃん)くらいでしょうか。

実は一度もリアルタイムでは登場しない”すみれちゃん”こと富塚先生が助演女優賞ものの素晴らしさです。

先生になりたてで元気で元気で、昼休みにはまっさきにグランドへ飛び出してサッカーに加わり、午後の授業はたいてい遅刻して学級委員に怒られる。英語の授業ではすぐにビートルズの歌を歌いたがる。3割くらいの生徒たちからは熱狂的に愛されていたけれど、残りの7割と、その両親と、たいていの教師たちからは迷惑がられていた・・・そんな先生。しかし、そんな”すみれちゃん”が難病のため、陽子たちのクラスの担任を一学期にやめて「インド」に行くという。

すみれちゃんのいない学校はつまらなかった。
フトーコーになってしまう陽子。

私はこれだけでも、”すみれちゃん”富塚先生が気に入ってしまったのですが、ラスト近くにまた彼女の出番があったのです。

「手をつながない? みんなで。そしたらちょっとはあったまるかも」(七瀬さん)

「あんた、泣いてんの?」(陽子)
「富塚先生が言ったんだ」(キオスク)
「すみれちゃん?」
「富塚先生、学校をやめる前にぼくんちに来たんだよ。二年C組のみんなはだいじょうぶだろうけど、ぼくのことだけは心配だって。ぼくんちに来て、言ったんだ。大人も子供もだれだって、一番しんどいときは、ひとりで切りぬけるしかないんだ、って」
「ぼくたちはみんな宇宙のみなしごだから。ばらばらに生まれてばらばらに死んでいくみなしごだから。自分の力できらきら輝いていないと、宇宙の暗闇にのみこまれて消えちゃうんだよ、って」
「でもさ」と、涙と鼻水だらけの顔でキオスクはつづけた。
「でも、ひとりでやっていかなきゃならないからこそ、ときどき手をつなぎあえる友達を見つけなさいって、富塚先生、そう言ったんだ。手をつないで、心の休憩ができる友達が必要なんだよ、って・・・」
一瞬、わたしの手をにぎるキオスクの指に力がこもった。

ここはね、本当に素晴らしいシーンですよ。思わずグッときました。
こんな素晴らしい先生がいたら、こんな素晴らしい言葉をかけてもらえたら、子供はどれほど勇気づけられることか。クラスでは非常にしんどい立場・状況にあったキオスクですが、この”すみれちゃん”富塚先生の言葉があったから、何とかしのいでこれたのでしょうね。そして、色んな偶然があったり時間もかかりましたが、この言葉をずっと信じていたから・忘れていなかったから、陽子やリンや七瀬さんと心を通わせることができたのでしょう。

こんな先生いるはずないとか、人生、そんな単純なものではない/甘いものではないという声もあるかもしれませんが、複雑な世の中だからこそ、シンプルな考え方・言葉が胸をうつんだと思います。

今、大きな問題になっている”いじめと自殺”。いじめで苦しんでいる本人だけでなく、いじめをしている子供や傍観者的な周りの子供たち、親や先生・教育委員会のエライ人たちがこの本のことを知っていたら、少しは違うと思うのですが( 注)この本では現実にあるような超ヒドイいじめは出てきません)。。。それこそ甘いんですかねえ。甘くてもいいや。私はこの作品と森絵都さんを断固支持します。

なお、準備体操が一生懸命で美しい七瀬さんとそれが好きなリン。ときどき保健室のベッドで寝て、ふと孤独感・さみしさを感じると共に「カーテンのむこうから友達がむかえにくる」嬉しさ・温かさを語ってくれたさおりさんも素晴らしいです。そうそう、色んな人に勇気を与えた陽子も、もち論素晴らしいのです。

◎参考ブログ:

   柚布さん(ゆうさん)の””まろ茶らいふる (2007-3-20追加)
   苗坊さんの”苗坊の読書日記” (2008-2-18追加)


DIVE(ダイブ)!! 1~4(森絵都)-1

2006-10-17 00:25:00 | 16:ま行の作家

DIVE(ダイブ)!! 1~4(講談社)
★★★★☆:90点

Dive1 Dive2

第135回直木賞受賞作家・森絵都さんの素晴らしいスポーツ青春小説です。文庫本も出ていますが、私はソフトカバーの単行本で読みました。感想を1回では書ききれないと思うので、表紙画はまず1と2をアップ。

そらさんのブログ:日だまりで読書 でも高く評価されています。素晴らしい感想なので、私が新たに書き加えることはあまりなさそうですね。

1~4を通じての感動度は、かの名作「バッテリー1~6」(あさのあつこ)のそれを上回るかもしれません。また、1~4がうまく起承転結になっていたように思いました。

 1:知季編 ダイヤモンドの瞳を持つ知季の目覚め
 2:飛沫編 津軽の野生児・飛沫が抱える苦悩と復活
 3:要一編 サラブレッドの要一が見せた気骨
 4:試合編 果たしてオリンピックに行くのは誰か!

知季・要一・飛沫・レイジ・サッチン、コンクリート・ドラゴンに挑む少年たちの何と生き生きと描かれていること!いえいえ、コーチの富士谷啓介(要一の父)・麻木夏陽子・大島、要一の母といった大人の姿も丁寧に描かれています。日水連・前原会長、一筋なわではいかないタヌキ的人物の権威者も秀逸。要一との対決シーンは貫禄十分で見事でした。そうそう、飛沫の彼女・恭子もキュートで良かったです。

炎のジロー、ピンキー山田といったライバルサブキャラも良かったですが、これに関しては門脇・瑞垣・展西といった強烈キャラを擁する「バッテリー」の勝利です。

「バッテリー」は読者にやや忍耐と苦痛を強いる面もありましたが、「DIVE!!」はもっとライト感覚で恐らくは誰でもが楽しめる作品だと思います。妻もほぼ一気読みでしたしね。両作品はタイプが異なるし、書かれた期間も異なります。どちらが優れているかといった議論は無意味と思いますが、本作品は手に汗握る試合のシーンが素晴らしかったです。「バッテリー」は試合シーンの少なさが唯一物足りなさにつながっていたのですが、「DIVE!!」にはそのもどかしさがなく、これは非常に嬉しかったです。

単行本では4冊=4部構成になっており、あえてそれぞれに点数をつけると

 1-前宙返り3回半抱え型  ★★★★   :80点
 2-スワンダイブ         ★★★★☆ :90点
 3-SSスペシャル’99    ★★★★★’ :95点
 4-コンクリート・ドラゴン   ★★★★☆  :90点

私の場合、こういった感じになりました。1も爽やかな佳編といった感じで良かったのですが、導入編・話の途中といった感じもあり、点数としてはやや控えめになりました。

森絵都、初の「スポ根小説」とか「スポ根シリーズ」といった表現が使われており、筆者自身も”御礼”としてあとがきで「スポ根もの」と書いておられますが、これには違和感あり。確かにみんな頂点を目指して必死に戦うのですが、知季・要一・飛沫たちの会話が素晴らしく、ユーモアもあり「スポ根もの」という感じはしなかったです。津軽に帰った飛沫を知季と要一が訪ねるシーンなど、静かでのどかで、心やさしくて、温かくて、でもちょっと気恥ずかしい感じがよく出ていたと思います。「ダイビングという超マイナーなスポーツにかけた青春。その1ページを鮮やかに切り取った秀作」と言えば良いでしょうか。そして、自分では使い過ぎのきらいがあってちょっと躊躇するのですが、素晴らしき「成長小説」でもあると思います。終盤になるにつれてどんどん積極的になっていく子供たち。それを誇りに思う敬介。いいシーンでした。

とてもこの作品の素晴らしさをうまく書き表せません。とりあえず感想(その1)はここまでにします。


レベル7(宮部みゆき)

2006-03-30 21:50:00 | 16:ま行の作家

Revel71レベル7(新潮文庫)
★★★★:80点

マラソンを走ったりスキーに行ったりで読み始めてからかなり日数が経ってしまいましたが3/中に読了。さらに感想を書くまでに2週間も経ってしまった・・・。

終盤の謎解き部がやや味わいに欠けて弱い気がしましたが、トータルとしては80点(レベル8?)という十分に高水準の作品でした。初期作品で既読のものの中では、

魔術はささやく > 龍は眠る> レベル7 

といった順位でしょうか。

********* Amazon より 内容(「BOOK」データベース) ********
レベル7まで行ったら戻れない―。謎の言葉を残して失踪した女子高生。記憶を全て失って目覚めた若い男女の腕に浮かび上がった「Level7」の文字。少女の行方を探すカウンセラーと自分たちが何者なのかを調べる二人。二つの追跡行はやがて交錯し、思いもかけない凶悪な殺人事件へと導いていく。ツイストに次ぐツイスト、緊迫の四日間。気鋭のミステリー作家が放つ力作長編。

*************** 以下、多少のネタバレあり *****************

解説で香山二三郎氏が書かれていましたが、「レベル7」という謎のキーワードをめぐる2つのスリリングな追跡行(記憶喪失譚(自分探し)と貝原みさお探しの2つの物語)が素晴らしい。2つの物語は、それぞれの登場人物は一体どのような関係があるのか、それらはどこで交差するのか。読書中は4日間の物語とは全然意識していなかったです。展開でちょっと性急すぎるような部分もありましたね。

<良かったシーン>

◎記憶を失った二人の真実の姿が分かったシーン。

   ひょっとして○○かと思わせておいて・・・。うまい!

◎悦子が榊医師にかまをかけたシーンは面白かったです。

      「・・・っていう十七歳の女の子です」悦子のバットがとらえた球は、
     今度はスタンドの方まで飛んでいった。医師の顔色が変わった。

記憶を失った二人が自分探しをするあたりがミステリアス&不思議な雰囲気も含めて、新保裕一の「奇跡の人」や岡嶋二人の「クラインの壺」に似ているような気もしました。”レベル7”はてっきり究極のロールプレイングゲームの内容だと信じ込んでいたので、真相が分かってちょっと拍子抜けの感も。この題材はあまり好きではなかったなあ・・・。プロローグにラストの謎解きの伏線が張られてはいましたが、ちょっとそこまでは考えが及ばず。まあ、うまかったと言っておきましょう。真行寺悦子・ゆかり母娘と悦子の父・義夫が良い味わい。三枝との関係が切ない。

宮部さんは豪腕タイプではないのですが、読者を惹きつける筆力が凄いですね。人物造形も見事で信頼のおける作家さんです。


卵の緒(瀬尾まいこ)

2006-02-01 22:14:00 | 16:ま行の作家

Tamagonoo1 卵の緒(マガジンハウス)
★★★★’~★:75点(~80点)

第7回坊っちゃん文学賞で大賞を受賞した表題作「卵の緒」が素晴らしい。これは◎!書き下ろし中編小説「7’s blood」もなかなか良いのですが、こちらは○’~○くらいかな。 瀬尾作品では1つ前に読んだ「優しい音楽」よりも高く評価します。

「卵の緒」に出てくる、人望あるクラスリーダーでありながら気高き不登校生となった池内君。余裕綽々でいいですねえ。宮部みゆきさんの「我らが隣人の犯罪」-”サボテンの花”に出てきたクラスのリーダーの少年と雰囲気が似ていました。うーん、彼の名前が出てこない!ゆきうさぎさん、誰でしたっけ?教えてー。

主人公・育生のお母さんがほんとカッコイイ。明るく元気でカラッとした優しさも最高。お母さんが好きな朝ちゃんも不思議な人で面白いです。ラストの1行が温かくて優しくてgood!

「7’s blood」は七子・七生の不思議な姉弟の物語。七子の同級生で1学年ダブったらしい島津君が良い味。この物語でもお母さんが素晴らしいです。なぜ亡き夫の愛人の子供を預かろうとしたのか。七子がそれに気付いたとき・・・。ここが絶妙。姉弟が贈ろうとしたケーキとカバンも泣かせます。七生、君はいい子だね。

両作品ともサブキャラが素晴らしかったですね。

************ Amazon より ************ 

内容(「MARC」データベースより)

捨て子だと思っている小学校4年生の育生、妙ちきりんな母親、そのとぼけたボーイフレンド、不登校の同級生、血の繋がらない親子を軸に、「家族」を軽やかなタッチで描く。坊ちゃん文学賞大賞受賞作に書き下ろし1編を収録。

担当編集者からのコメント

「僕はすっかり、この作品のファンになってしまった」……これは、坊っちゃん文学賞の選考委員のひとり、高橋源一郎さんの選評です。それほど魅力にあふれた作品だったのです。

「僕は捨て子だ。」から始まるこの物語は、そう思ってる小学生の育生と、元気な母さん、ときどき訪ねてくる母さんのボーイフレンド朝ちゃん。不登校になっている育生の同級生池内君のお話。当たり前のように家族ではいられない関係を、育生の目を通して語ります。ふたりは元気に、ユニークな家族をつくっていくのです。この母さんが、いかにキュートか。(以下、省略)

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◎参考ブログ:

  ”ゆきうさぎさん” ♪ウサギ・動物・花・写真・絵・本・・・・♪
  ”よしさん” *Happy Light*
  ”ざれこさん” 本を読む女。改訂版
  ”そらさん” 日だまりで読書(2008-7-9追加)
  ”苗坊さん” 苗坊の読書日記(2008-7-9追加)