ロシア軍の戦車を防ぐためウクライナ軍兵士が橋の上で自爆

ロシア軍の戦車を防ぐため.ウクライナ軍兵士が橋の上で自爆

ロシア軍侵攻が始まった。軍事力で圧倒的に不利であるウクライナである。しかし、ウクライナを守るために死も喜んで受け入れる兵士やパルチザンは戦っている。


兵隊の工兵であるビタリ・シャクン・ボロディミロビッチはウクライナ南部ヘルソン州ヘニチェスクの橋に配置された。この橋はクリミア半島とウクライナの本土をつなぐ要衝の地である。ロシア軍が戦車を先頭に侵攻して来ると、ウクライナ軍はこの橋を爆破する方法しかないと判断した。
シャクンは橋に地雷設置を志願した。設置途中で自分が安全な場所に移動する時間がないことに気付いた時、シャクンは自爆することを選んだ。 
シャクンは自爆前、軍隊にいる自分の兄弟たちに連絡して、橋を爆破させることを伝えた。兄弟たちは「私たちの兄弟が殺害された」とし「私たちが生きている限り(ロシア軍と)戦うつもりだ」と決死抗戦の意志を固めた。

シャクンはが犠牲になったことでロシア軍の進撃が顕著に遅れ、ウクライナ軍は防衛線を再構築する時間を稼ぐことができた。

ウクライナ軍兵士は国を守るためには命を失うことも覚悟している。彼らの覚悟にはミサイルも砲撃も通用しない。

ロシア軍の将校=こちらは軍艦、ロシア軍の軍艦。流血と不必要な犠牲を回避するため、武器を置くことを提案する。さもなくば、爆撃を受けることになる。
黒海に浮かぶ島を防衛するウクライナ兵士=ロシア軍艦、地獄に落ちろ。
 13人は、空爆と海上からの攻撃で全員死亡した。

 ウクライナへの侵攻を続けるロシア軍は26日、ポーランドとの国境に近いウクライナ西部の都市リビウを攻撃した。ウクライナ軍の抵抗を受け、退却したという。

ロシア人よ、地獄へようこそ」ウクライナ市民のレジスタンスが始まった。
ウクライナ東部の都市ハリコフの街角。男たちは車からカラシニコフ銃と弾薬の木箱を降ろしていた。
「怖くないとは言わないが、私たちの運命だ」
「ロシア人が待ち遠しいよ、地獄へようこそ」
「私たちは戦闘に志願している」
「ウクライナのためなら死んでも構わない」

ウクライナ第2の都市ハリコフでは、ロシア軍の襲撃に備え、至る所で通常戦力の配置が進んでいる。たくさんの若いウクライナ兵が、市内に通じる重要なルートで陣地を確保しようと、通りを急いでいた。その1人アレクサンデルは、戦いが迫っていることが楽しみだと語った。
「素晴らしい気分だ。われわれの復讐の時が来る」

7年前に、東部ドネツク(ロシア系)で暮らしていた家を追われた。若いカップルは今、さらに大きな惨事に直面しているが、挑戦的なほど楽観的だ。
「ドネツクでは、私たちはとても孤独だった」と、コンピュータープログラマーのカーチャは言う。「今は全世界が私たちの味方だと、心から思える」

ウクライナ国民は国を守るため、自由を守るためにロシア軍と戦うことに「楽しい」「素晴らしい気分」と思うほどに積極的だ。ロシア軍と戦うパルチザンは何百万人もいる。

アメリカ国防総省は、ウクライナに3億5000万ドル=およそ400億円分の武器供与を決定した。小型の武器や弾薬、防弾チョッキなどを前線に送る。
ドイツは、ウクライナに対戦車砲1000門や携帯式地対空ミサイル500基を提供すると発表した。ドイツは第2次世界大戦後、他国へ武器を提供しない政策を取っていたが、初めての方針転換となった。

ウクライナに不足しているのは武器だ。ウクライナ軍とパルチザンに豊富な武器さえあればロシア軍に勝てる。
今、NATO、米国、ドイツなどの民主主義国家から大量の武器が提供されつつある。

 プーチン独裁主義とウクライナ民主主義の戦いは必ずウクライナが勝利する。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )