フィギアスケート国際大会GPファイナル中止に追い込んだ愚かな岸田政権

フィギアスケート国際大会GPファイナル中止に追い込んだ愚かな岸田政権 
 
国際スケート連合(ISU)は2日、大阪府門真市で9日から開催予定だったフィギュアスケートの国際大会「グランプリ(GP)ファイナル」を中止すると発表した。原因は岸田政権が外国人の入国を禁止したからである。菅政権は東京五輪の時に外国選手の入国を特別に認めたが、岸田政権は外国選手らの入国を認めなかった。
 岸田政権が外国人の入国を中止したのは「オミクロン株」が原因だ。アホらしいの一言に尽きる。
 オミクロン株は南アフリカで発生した新しい変異新型コロナである。感染が38か国に広がっている。感染力が強いと言われているが明確ではない。感染力が強いといっても新型コロナは新型コロナである。インフルエンザのような感染力はない。感染症としては感染力は弱い。新型であっても岸田政権は異常に反応しないで、冷静に感染対策を実施すればいいだけのこと。ところが岸田政権は異常に反応して突然日本への入国を全て禁じた。日本人の帰国さえも禁じた。岸田首相は入国禁止を迅速な対応なんだとアピールした。
今回の対応については、欧州やオーストラリアで新変異株の感染例が報じられた28日に首相サイドから指示が下りたという。緊張感の高さが岸田流であり、外務省幹部は厳しい措置を取るイスラエルと同様の対応だと説明し、「事実上の水際非常事態宣言だ」と強調した。日本は最初から独自のコロナ対策をしてきた。だから、感染者は少ない。それなのにイスラエルに追随したことを自慢する外務省。日本の優れたコロナ対策を軽視する外務省。日本の恥。

政治判断は迅速が大切であるが適切はなおさら大切である。迅速を優先すれば間違った判断が増えるだろう。今回もミスをした。「事実上の水際非常事態宣言」によって日本人の帰国も禁止したのである。日本国民であり日本に住居がありながら帰国できなくなったのである。明らかなミスである。「日本人を見捨てるのか」などと批判された。日本国民の帰国禁止は適切でなかったことに気づき、帰国者には禁止を取りやめた。水際非常事態宣言には笑ってしまう。

 今までにアルファ株、ベータ株、ガンマ株、アルタ株などが発生した。そのたびにマスメディアは感染拡大するだろうと国民の不安をあおった。しかし、拡大することはなかった。新しいコロナ株の出現による異常な感染拡大は起こらなかった。感染拡大はしたが拡大した原因はコロナ株の違いではなかった。規制緩和すれば感染が拡大し、緊急事態宣言を発令して規制を厳しくすると感染は減少した。規制と緩和によって減少と拡大を繰り返したのである。
オミクロン株は他のコロナ株と同じように新型コロナの一種である。新型コロナの特徴は・感染力は弱い・空気感染ではなくクラスター感染・接触でも感染 などである。日本はコロナ対策をやってコロナ感染を押さえてきた。今までやってきた新型コロナ感染対策を続ければいいだけのことだ。オミクロン株が登場したからといって特別な対策をする必要はない。

 菅政権はコロナ感染が拡大している中で東京五輪を開催した。徹底したコロナ対策を実施することによってオリンピック、パラリンピックは無事に終わった。東京五輪開催が成功したのだから、東京五輪より感染者激減している今は世界大会を迷わずに開催できる。岸田政権はGPファイナルを有観客で開催して国民を感動させるべきである。開催することが日本のコロナ対策が優れていることを実証することになる。GPファイナルで入国する選手・関係者は計172人である。東京五輪に比べてはるかに少ない。開催することは簡単である。ところが岸田政権は外国選手を入国させないで開催を中止に追いやった。迅速というより政治的に楽な判断をしただけである。

 WHOはオミクロン株で死者も重傷者も出ていない、軽症者が多いと発表した。軽症であるなら感染しても問題はない。迅速を売りにしている岸田政権ならすぐに入国禁止を解除することになる。しかし、すぐに解除すると尻軽政権のレッテルが張られる。解除はしないだろうな。
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