自分が作った土俵でピンチのデニー知事・与党



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自分が作った土俵でピンチのデニー知事・与党
 辺野古移設の賛否を問う県民投票は辺野古移設反対派の玉城デニー知事・与党がこしらえた土俵である。土俵上で政治家、学者、評論家、マスコミ、活動家などがはっけよいのこったのこったの争いを展開している。
 デニー知事・与党が作った土俵は現実の辺野古埋め立て工事とは無縁な土俵である。賛否どちらに決まっても埋め立て工事は関係なく進んでいく。県民投票が埋め立て反対の結果でも止まることはない。土俵の争いは埋め立てには全然関係ないが県政の勢力争いには影響する。
影響することを与党の一部が露骨に表現したことを琉球新報の記事にあった。

 与党には、実施を拒否する市長に矛先を向けておくことが得策だという向きがある。「民主主義を否定した市長を当選させてはいけない」と訴えることで、一連の国政選挙や次の市長選挙で自民党への反発が得票に結び付くとみる。次の選挙を見据えての判断だ。
         琉球新報
 与党の指摘通りである。辺野古埋め立てに影響することはないが選挙には大きく影響することは確実である。

 与党が県民投票をやる目的は選挙に勝つのが目的である。無論辺野古移設を阻止するのが最終目標ではあるかも知れないが阻止することができなくても辺野古移設反対を主張して県政を確保することは可能であるし、実際に辺野古移設反対でデニー氏は県知事になった。県知事選の結果を見れば県民投票でも埋め立て反対が勝つ可能性が高い。県民投票で埋め立て反対が勝てば埋め立てを阻止することはできなくても選挙を有利に進めることはできる。そのことを与党議員が話したことを琉球新報の記事は明らかにしたのである。
 県民投票を実施することによって一連の国政選挙や次の市町村選挙を有利に展開しようとしていた県政与党の狙いにほころびが生じて土俵の俵の一部が決壊して土が外にこぼれそうになった。それが宜野湾市、沖縄市、うるま市、石垣市、石垣市、宮古島市五市の県民投票実施拒否である。与党が予想していなかった出来事であろう。ほころびを修正するために賛否の二択から選択肢を増やす方法を検討しているという報道もある。デニー知事は変更しないで予定通り県民投票を実施すると宣言したが、与党内では強硬実施派と変更派に分かれている。
 与党は一枚岩ではない。

 

 共産党、社民は県民投票強硬派であるだろうが社大、結連合は共産党のような強い左翼ではない。おきなわは保守であることを強調している政党である。五市が県民投票を拒否したことに対する対応の仕方で与党は分裂状態であるだろう。
 強硬派に押されて変更なしに2月24日に実施すると宣言したデニー知事であったが、五市が参加しないことが明らかになると県議会の新里米吉議長が県政与党会派に野党と調整に入ることを伝えた。県議会で3択とする条例改正案を全会一致で可決することを目指すという。五市が不参加すれば県民投票としての権威が崩れる。ピンチに陥ったデニー知事、与党はピンチ脱却のために3択とする妥協案を野党に提示した。
 県民投票を巡って県民の支持を確保するための駆け引きがデニー知事、与党と自民党県連との間で繰り広げられている。
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