稲葉博と添田充啓の拘留延期を報道しない沖縄2紙は本土差別している

稲葉博と添田充啓の拘留延期を報道しない沖縄2紙は本土差別している
 長期拘留されていたのは山城議長だけではない。拘留が延期されている稲葉博(66)と添田充啓(44)の二人も山城議長と一緒に長期拘留されていた。二人とも山城議長と共謀したとして威力業務妨害罪に問われた。そして、二人とも無罪を主張した。拘留、起訴内容も同じであるのに山城議長は保釈されて二人は保釈されなかった。
 長期拘留は国の不当弾圧だと主張し続けてきた沖縄二紙であるから、山城議長一人だけが保釈され、二人が保釈されないで長期拘留されていることを問題視するべきではないだろうか。
 アムネスティ・インターナショナルのような国際人権団体も山城氏の即時釈放を訴え、抗議の輪は遠く離れたニューヨーク市にも広がっている」と沖縄2紙は世界的にも長期勾留に対する非難が高まっていると報じた。山城議長は保釈された。しかし、保釈されたのは山城議長一人だけである。二人は釈放されていない。二人の長期拘留はまだ続いている。二人の長期拘留を県民が知れば検察、裁判所への批判はますます強くなるはずである。しかし、沖縄2紙による二人の長期拘留についての報道が全然ない。まるで長期拘留されている者は存在しないかのようである。なぜ沖縄2紙は人権問題だ、反対運動への弾圧だ、二人を早く釈放しろと報道しないのか。
 変である。なぜなのか。二人は稲葉博と添田充啓であるが姓から二人が本土の人間であることが分かる。そういえば山城議長と彼らが逮捕された時に山城議長だけの名前が報道され、二人の名前は報道されなかった。その後も二人の名前は報道されなかった。
 3月17日の公判でも「山城被告と共謀したとして威力業務妨害罪に問われた66歳の男と、公務執行妨害と傷害の罪に問われた44歳の男も否認した」と二人の名前は報道していない。多くの県民は二人は普通の市民だから名前を公表していないと思っているだろう。しかし、それは違う。
二人の名前を知ったのは多くのネット記事を調べたからからである。最初は一般市民だから名前を公表していないと思っていたが、ネットで調べると添田充啓という容疑者はかなり有名な人物であり、名前を隠す必要はないことがわかった。名前を伏せる必要がないのに名前を伏せているのである。なぜ名前を伏せるのか。報道するのに不都合なことがあるのだろうか。いや、不都合であるから伏せていると考えざるを得ない。
山城議長と一緒に逮捕されたのは三人であった。一人はすでに保釈されている。保釈された人物も名前から本土の人間であることが分かる。そして拘留されている二人も本土の人間である。逮捕された4人の中で沖縄県民は山城議長だけて他の三人は本土の人間である。本土の人間であろうとなかろうと無罪を主張している二人の釈放を要求する報道を沖縄2紙がやるのは至極当然である。しかし、報道しない。報道しない原因を考えてみた。
拘留が続いていけばいくほど二人につての県民の関心は高まっていくだろう。二人の名前を何度も報道していけば二人が本土の人間であることが県民に知れ渡っていく。すると県民はヘリパット建設阻止運動には多くの本土人がいるのではないかと思うだろう。何しろ逮捕された4人の内3人は本土の人間であり沖縄県民は山城議長一人であるのだ。
本土の人間たちによってヘリパット建設阻止運動は展開していると県民は思うようになる。沖縄2紙はそのことを恐れて二人が拘留されているを報道しない可能性が高い。

どんな理由があろうとも、山城議長の保釈は大々的に報道し、拘留されている本土の人間二人を報道しないのは本土差別である。山城議長の長期拘留は人権侵害であると主張したのは沖縄2紙である。沖縄県民である山城議長だけが人間ではない。本土の二人だって人間である。山城議長よりも長く拘留されている二人は山城議長以上に人権侵害をやられている。沖縄2紙が人権侵害を重視するなら拘留されている二人の人権侵害報道は大きく報道するべきである。報道しないのは沖縄2紙には強い本土差別があるということである。
本土による沖縄差別を主張している沖縄2紙が本当は本土差別をしているのである。
本土の沖縄差別を調べていくと、差別の原因は差別をしている本土ではなく差別されている沖縄にあることが分かる。しかし、沖縄2紙の本土差別は差別されている本土ではなく沖縄2紙にある。沖縄差別も本土差別も原因は沖縄にあるのである。
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