沖縄二紙のねじれきった情熱



書店発売のお知らせとお詫び
発売日
A4版「沖縄内なる民主主義」(600円税抜)は2月3日(火曜日)、県内書店で発売します。
お詫び
「かみつく」から「沖縄民主主義4」に改名しましたが、勝手ながら、さらに普及版としてA4版「沖縄内なる民主主義4」にしました。
狼魔人日記でネット発売
書店ではA4版「沖縄内なる民主主義」(600円税抜)のみの発売ですが、狼魔人日記ではA5版の「沖縄民主主義4」も600円で発売します。ご了承お願いします。


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沖縄二紙のねじれきった情熱
沖縄タイムス・琉球新報が八重山教科書問題にしつこく食い下がる情熱にはあきれるばかりだ。ねじれきった情熱としか言いようがない。
 昨日教科書無償措置法が成立したので、今日の新聞にはいつものように八重山教科書問題を大きく掲載している。

 沖縄タイムス
「教科書選び影響注視」「竹富単独も可能・政治介入の恐れ」

 琉球新報 
「竹富狙い撃ち」「国介入に警戒感」「残る法の矛盾」「問われる政治的中立」

 見出しを見ると国が弾圧をするために無償措置法を改正したように見えるが、実際は逆である。

○「教科書選び影響注視」とは具体的には竹富町が育鵬社以外の教科書を単独に採択できるが、文部科学省は「八重山は共同エリア」と単独設定に否定的であることを注視するということである。しかし、八重山地区の編成に文科省は法律上権限がないから介入は一切しないと明言し、八重山地区で竹富町を単独にするかどうかは県教委の権限であると断言している。
 文科省がどうするかを注視する必要はない。県教委がどうするかを注視するべきだ。

○「竹富単独も可能・政治介入の恐れ」は矛盾した文言が並んでいて笑える。
竹富町が八重山地区協議会に加入しないで単独で採択できれば、自由に教科書を採択でき、採択した教科書を国が無償給付する。「竹富単独も可能」ということは「政治介入の恐れ」は一切ないということだ。

 「教科書選びの場が政府の意向を反映した政令で左右される可能性がある。国の関与が強まらないか注意深く見る必要がある。
           「沖縄タイムス」
 文科省は教科書を検定し、複数の教科書を合格させる。地方の教委は検定合格した教科書ならどれを採択してもいい。国は特定の教科書を強制することは法律によってできない。
 教科書選びで国の関与が強まるなんて妄想だ。そもそも、文科省が竹富町に是正要求をしたのは法律違反が原因だ。法律を守れと要求していたのであって育鵬社の教科書を使用しろとは要求していない。
 今度の無償措置法の改正は竹富町が育鵬社以外のどの教科書を採択しても国が無償給付できるようにしたのだ。竹富町を「いじめ」ないような法律に改正したのだから喜ぶべきだろう。ところが国の政治介入うんぬんを言って用心深くなっている。

○「竹富狙い撃ち」「国介入に警戒感」には笑える。法律違反をしていたのは竹富町だけだったから国は竹富町にだけ育鵬社を使用するように指導した。だから「なぜ竹富だけ狙い撃ちするのか。これは国の弾圧だ」などと反発してきた。しかし、今後は竹富町が単独で教科書を採択することができる。石垣市や与那国町と違う教科書を採択しても法律違反にはならない。これからは国が「竹富狙い撃ち」することはない。
でも「狙い撃ち」してくれないと国を口撃できないので、無理やり「竹富狙い撃ち」の文言を使っているのだろう。そして、無理やり「国介入に警戒感」を持とうとしているのだ。
 琉球新報としては国が「竹富狙い撃ち」「国介入」をやってもらいたいのだろう。しかし、いつまでもバカバカしい八重山教科書問題につきあえない国は、無償措置法を改正して県教委や竹富町が法律違反をできないようにしたのだ。まあ、国が一枚上手だったということだ。

市町村が単独で教科書採択できることによって無償措置法と地方教育行政法との矛盾は消える。もし、今度の竹富町のようなことが起こったら、その自治体を単独にすればいい。単独になると教科書採択の負担が大きくなる。自治体は単独にするか地区協議会に参入するかを自分で選択しなければならなくなる。だから「残る法の矛盾」はない。

○「問われる政治的中立」は新聞の常套句であるが、文科省が政治介入したことはない。イデオロギーに固執して政治介入をしたのは竹富町のほうである。竹富町はイデオロギー=政治思想を介入させて無償措置法を破ったのだ。

 国の竹富町への法律遵守の要求を政治介入と妄想するのは琉球新報の記者が左翼イデオロギーにがんじがらめに縛られて公正な判断ができなくなっているからである。

 とにかく八重山教科書問題は無償措置法の改正で解決した。新聞二紙、竹富町、革新系政治家、識者たちは、しばらくの間は負け犬の遠吠えをするだろうが、次第に遠吠えは小さくなり、消えていくだろう。
 消えなかったら、もう病気としかいいようがない。
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