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冬休みの計画

冬休みは本当に短い。

しかも、年が明けるともう入試が始まる、という場合があるでしょう。だから、なんとなく勉強の計画を立てないことが多いものです。

実際に冬期講習が結構長くあったりして、その宿題や復習をやっていると、あまり家で勉強する時間が残らない、なんてことがありますが、しかし、それではいけない。

やはり、この時期に自分のやらなければいけないことをしっかり絞り込んで、実行することが大事です。

ですから、計画を立てましょう。

塾もすべていくべきなのか、その内容によって考えるべきです。

概ねすでにカリキュラムは発表されているわけだから、そこはできるかなあ、と思ったら、できないところや過去問に力を入れた方が良い。

暗記も充分でない、というのであれば、そこに時間をかけてもいいのです。

大事なことは、何をやるか、しっかり絞り込んでおくこと。

あれもやってない、これもやってない、と思ってしまうと、不安になる。

あと、これだけやり切れば終わり、となれば、試験が怖くなくなります。

だから、残りの時間であと、これだけやろうという内容をしっかり絞り込んでください。

短い期間だからこそ、計画は大事です。

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人体に関する問題
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出題順にこだわらない
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問題が解けるとは

問題が解けるということには、2つの要素があります。

ひとつは知っているということ。大化の改新は645年。アルカリ性は赤リトマス紙を青くする。

こういうことは知らないとできない。

その知識がないとできない内容です。

もう一つが構造を解き明かす。

わからない数「数学で言えば未知数」が設定されており、与えられたら条件からさらに式を導き出して、解を求める。

基本的には一次方程式を解くのとそう変わらないでしょう。

ただし、後者は、その問題を分析できる力がなくてはいけない。

つまり、そこには論理を組み立てる力が、必要になる。

ということは、問題を解くためには2つの力が必要で、ひとつは知識。もう一つが論理力になるわけです。

で、知識については、比較的整理がしっかりしている。

良く出る問題を、絞り込み、それを量的に繰り返し覚えることで対策が組まれているわけです。

中学入試の問題の範囲は広いので、それをすべて覚える、ということはなかなかしんどい。

それを定性的にしぼりこみ(例えば全範囲の30%が全出題の7割を占めるというような絞り込みをして)それを、暗記テキストという形にしているわけです。

しかし、分析構造の方は、受ける学校もいろいろだし定性的なものが一概にこれと絞り込めない。

したがってつい、量的なものを重視しがちになる。

つまりたくさんの問題を解けば対応ができるだろう、という考え方です。

しかし、これはやはり不合理でしょう。

ある子にとっては、この学校を受ける、と決まっているわけだから、そこに絞った方が対策はしやすいに決まっているし、これが定性的な対応と言えるわけです。

ところが集合塾というのは、ついこれに最大公約数的な解釈をするので、かえって範囲が広がってしまう、という面が少なくないのです。

私が過去問を中心に、というのはこの定性的性質を、最大限に活かすためです。

逆に性質を絞り込んだ以上、量的な要素をたくさん盛り込まなくてもいい。

しかし、これまでの対策はこの分野にも量を増やすことで対策しよう、とするから、子どもたちの負担は増えるのです。

ここまで押し迫ってくると、最早、広く構える必要はまったくありません。

受ける学校に合わせて、それをじっくり取り組めばいい。

過去何年分、やってない、みたいな量的なプレッシャーは必要ありません。

今、しっかりできることを確実にこなしてください。

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どうして塾に行くの?
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12月20日の問題
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反転学習

最近、ネットで授業を動画配信するサービスが増えてきました。動画授業は、いつでも、どこでも、見れるということだから、確かに便利なのですが、ただ対面授業の置き換えだけでは?という意見もあるでしょう。

しかし、最近は反転学習という考え方がメインになってきています。

つまり、動画授業で先に予習をしておく。

ある程度基本的な内容は自分で履修して、授業ではさらに応用問題を扱ったり、発展した課題を考えたりする。

先に予習をしてあるので、勉強の効率が良いし、対面授業の時間を減らすこともできるということで、注目を集めています。

さらに自分で勉強して、先に自分の課題がわかってくるので、実際に良くわかる。基本の履修は動画なので、わからなければ自分で繰り返すことができるから、理解の幅が広がるし、時間のやりくりができるという面では便利なのです。

で、今まではなるべく予習をさせない、という考えの塾が多くなっていました。

クラスで予習をしてよくわかっている子とそうでない子がいると、指導が複雑になるし、予習をしてきた子がちゃんと授業を聞かない、というのでそうしていることが多かったと思いますが、これはある意味、揃えるために効率化を進めていない、という面があるわけです。

ただ、塾の言い分ももっともなところがある。

つまり、いくら便利にしても、「やらない子」はいるわけで、そうなるとやる子とやらない子の差が開いていく。それをなるべく開かないようにするには、それなりに工夫がいる、ということでしょう。

それは「やる子」にとっては、ただ非効率な道を歩いているだけ、ともいえるわけですが、そこでカリキュラムは速くして、やる子に応えている、ようです。

逆に言えば、その速さでついていけなくなる子も増えている。

もともと子どもたちには個人差があるので、その個人差を集団授業だけで解決することは難しい。というので、個別指導がこれだけ流行っているわけですが、動画授業を利用して先に予習を組み込めば、ある意味、個々の差を調整することもやり方によってはできるはずです。

ある程度全体をひとつのペースで動かしたい集合塾としては、個々に子どもたちが動いてしまうと、自分たちの根幹のシステムに問題が出てしまうから、なかなか進まないでしょうが、それは一方でただ子どもたちの負担を増やしているということにつながっている可能性があります。

これからいろいろなサービスが増えていき、勉強のやり方もまたいろいろ開発されていくでしょう。教育はなかなかイノベーションが進まない分野ですが、多少なりとも動き始めた、という印象があります。

勉強の方法は画一的である必要はないので、これから子どもの勉強法はそれぞれの個性に合わせて選ぶ時代になっていけばいい、と思います。

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全力でぶつかった
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頭をひねる漢字
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答え合わせは正確に

入試が近づいてくるにつれて、暗記に力を入れている子どもたちは少なくありません。

しかしながら…

結構、字を間違えて覚えている場合があります。

例えば井伊直弼は井伊が正しい。しかし伊井さんという名字もある。したがって間違えて覚えてしまうとそれが合っているような気になってくる。

西郷隆盛も隆で間違える子が結構います。西郷降盛。降りちゃあ、しょうがないんだけど。以前、暗記は必ず書いて答えるとお話をしましたが、ただ音だけで確認していると、間違う可能性があります。

入試は字を書いて答えるので、音が合っていてもだめです。

最近はさらに漢字指定の学校が多くなった。だから、漢字で正確に書けなければならない。

この時期になって間違って覚えている漢字を確認する方法はないか、というご相談がありましたが、やはり、これは答え合わせを正確にやるしかないと思います。

子どもに答え合わせをやらせると、間違ったまま○をつける可能性があります。だって、本人はそれで合っていると思っているのですから。

だから、できればお父さん、お母さんが答え合わせをしてあげた方が良い。

お忙しいとは思いますが、ここは最後の詰めの部分なので、ぜひ力を貸してあげてください。

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第114回 子どもの歩く道は平坦ではない
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12月18日の問題
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冬休みからは朝型へ

子どもたちは、それほど体力があるわけではないので、睡眠をしっかりとった方が勉強にもプラスです。

しかし、毎日の塾は、結構遅くまで授業があり、その後、興奮状態が続くため、結構夜遅くまで起きていることが多い。

結果として朝は起きられない、という場合も多いでしょう。

でも、入試は朝早くからスタートします。

多い時間帯は8時ごろからのスタート。ということになると、2時間前には起きていなければならないから、6時には起きるということになります。

ならば、やはり朝型に生活のリズムを切り替えた方が良いわけです。

その時期を、冬休みからやる、というのはひとつの方法でしょう。

冬期講習があったとしても、さすがに普段よりは塾は早く終わります。だから、早く起きるきっかけにはなる。

朝起きて、勉強をする。あさごはんをしっかり食べる、という生活のリズムを入試まで続けられれば、入試の時間帯にしっかり頭が働くことになります。

関西や埼玉、千葉の入試はもっと早いので、本当はもうすでに始めていた方が良いのだが、しかし、普段の塾が遅くて、朝起きるのが早い、ということになると睡眠時間が充分でないから、なかなか勉強が進まない。

あくまで睡眠をしっかりとるから、朝勉強ができるので、まずは早寝からスタートしてください。

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数の性質に関する問題
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普通部の面接にブレザーは不要
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面接で上がる子


そろそろ塾でも面接の練習が始まっているでしょう。

私も何度か面接官役をやったことがありますし、また、子どもたちの付添役をやったこともありますが、しかし、見ていると、上がる、という子は本当にいるものです。

扉の前に来たところで、足がすくむ。

「どうした?行かなきゃ。」

「はい」という声がすでに上ずっている。

最初の「失礼します」がもう出ない。

一応、所作の練習はしても、いざ、というときに足や手が動かない。

面接官役をしていても、入ってきて、もうどぎまぎしている子がいる。

「すわってください?」

と声をかけて、ようやくドアの前から動き始める子。

勢いあまってどんと、いすに腰掛けてしまう子。

まあ、いろいろです。

でも、そういう所作は、本当はあまり気にしなくてもいい。

ぶっきらぼうなことさえしなければいいのです。

大事なことは、

「ちゃんと先生の話を聞いて、聞かれたことを答えること。」

にあります。

真面目に話をしている限り、そんなに問題が出るわけはないが、さすがに、何を話してるのか、わからない、と思われても困るので、そこだけクリアしていればいい。

子どもによっては、平然とこなす子がいる一方で、上がる子は上がりますから、これはもう練習しましょう。

なに、数回やっていれば、すぐなれますから。

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複数回受験のメリット
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12月16日の問題
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合格鉛筆の力

帰国子女の入試が始まっていることもあり、来月から入試が本格化するので、各塾で合格鉛筆の配布が始まっているでしょう。

天神様にも合格鉛筆はありますが、まあ、漢字が出ないとも限らないので、なるべくのっぺりとしたもので、しかし、ご利益のある鉛筆を用意する。

形だったり、長さだったり、いろいろですが、私も

「ここぞというときに、使うんだ」

などと話しておりました。

「別にご利益に変りはないし、最後まで合格鉛筆でもかまわないが、やはり、ここぞ、というときに効果がある。」

また、そんな、と思われるかもしれませんが。

しかし、信ずる者は救われる。

実際、「この問題ができれば合格する」と思った子どもが、使い慣れたシャープペンシルから手を放し、ここぞと合格鉛筆を使ったら、問題が見事解けて合格、などという話は合格体験記に一杯載っています。

別になんの変哲もない鉛筆だが、「合格」と銘打っているわけだから、それなりにご利益はあるものです。

「ふ、あんなもの利かないさ」

とシラケているのも一つの方法ではありますが、まあ、この際、乗れるものは何でも乗ってしまった方が良い。

ある女の子が入試用のバッグにたくさん、お守りをつけていたので、

「神様がけんかしないの?」

と聞くと、

「大丈夫。みんな、応援団だから」

と言ってました。

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和と差に関する問題
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普通部の面接
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作問者のしかけ

この時期になってくると、いろいろ知識も増え、また解いてきた問題もかなりの数にのぼるので、過去問などをやっていても、

「あ、これ知ってる」

とか

「かんたんだよ。」

と思う問題は少なくありません。

しかし、ここがミスの原因になりやすい。

作問者は何とか差をつけようと思っていますから、ミスを誘発するような選択肢や条件をつけるものです。

例えば、れき、砂、どろ、という粒子は川から海に流れ出たとき、まず、れきが積り、次に砂、泥の状態になります。

ある地層の順番で、れきの下に砂の層があった場合、河口から離れていたものが、近づいたわけですから、海底面は隆起した、と考えます。

ところが、問題の選択肢には海水面が上がった、下がった、と書かれている。

海底面が隆起すれば、海水面は下がる。

したがってこの場合は海水面が下がった、という選択肢を選ばないといけない。

ところが海底面が隆起した、と思っているから、つい、海水面が上がった、と答えてしまったりするのです。

まさに、作問者のしかけに、まんまとひっかかってしまった、ということになります。

「これ、知ってる」とか、「かんたんだ」と思っていると、足をすくわれる。

十分注意してください。

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ばねの問題
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12月14日の問題
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視力の低下に気を付けて


6年生はここのところ、勉強を続けているので、それ相応に目が悪くなってくる場合があります。

授業中、子どもが目を細めたり、眉間にしわを寄せたりすることが多くなると、だいたいは目が悪くなっている。

人相が悪くなる感じがするので、教壇に立っていると、比較的目につきます。

視力検査は、学年の最初にやることなので、このころはあまり視力の低下に気がつかない。

しかも、メガネをしたがらない子もいるので、よく見えない、と言わない子も多いのです。

この時期の視力の低下は仮性近視である場合もありますがが、しかし視力の低下は明らかに勉強の効率を下げます。

たとえば0と6を見間違える。漢字の書き取りの練習をしていて、棒が一本足りないとか。実は視力の低下が原因で起こることも多いのです。

こと、正確に覚えたり、正確に解き上げることが必要な段階で、目が悪くなっているために情報を間違えてしまうのはもったいない話。

勉強の様子を見ていて、あれ?と思うことがあったら、一度視力検査をしてみてください。

今は、すぐに良いメガネができます。

受験勉強のときだけすればいいので、恰好を気にする子も説得してメガネをかけてもらいましょう。

結構短期間に視力は悪くなることが多いので、注意が必要です。

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不得意克服法
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ことばに関する問題
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先取りの功罪

中学受験準備のカリキュラムがずいぶん早くなってきたというお話をしていますが、良く考えてみると、中学受験自体が本当に先取りをしています。

これは中学校の数学の教科書を見てみると、よくわかります。

あ、これも、やった、あれもやった、ということになって、実は中学入試の問題には結構中学校で習うべき内容が出ています。

だから、実際に中学校に進んだ後勉強することは、半分もないかもしれない。

そこを私学は利用します。

つまり、中学校の課程を中1・2年ぐらいで終えて、高校の内容に入る。

中3で高1、高1で高2と1年ずらしていけば、必然、高3は浪人状態になるわけで、これが大学受験の準備にかける余裕につながる。

もちろん、世の中、そう簡単ではなく、途中で子どもたち自身がゆっくりしてしまう場面もあるでしょうが、先取りは有利だ、という考え方が根底には流れています。

しかし、先取りしても、結局、よくわかっていなければ意味がない。

早くやったから、できるようになる、とは限らない。

早くやるということは、わからないことの上にさらにわからないことを乗せてしまう可能性があるわけで、私立受験校に進学後、それで苦しむ子どもたちも少なくありません。

これは学校によって考え方が違うところもあります。

進学校であっても、あえて先に行かない、というところもある。

「その分、余裕があるのだから、違うことをやる時間があってもいい」

特に自由な子どもたちの活動を認めるところは、そういう時間の中でもう一度、自分が何をやりたいのか、どんなことが好きなのかを見つめさせるようにしています。

何でも早くやればいい、というものではありません。

今、5年生は忙しいカリキュラムに追われていても、あまりあせらないことです。

最終的に6年生の最後に帳尻が合えばいい。いま、わからない、ということについて曖昧にしないで、しっかり理解を積み重ねてください。

別に組み分け試験の結果で合否が決まるわけではありませんから。

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うちの子をいれないような学校は大した学校ではない
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12月12日の問題
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