中学受験で疲弊しないために、親子で楽しむ受験になるヒントを綴っていきたいと思います。
中学受験で子どもと普通に幸せになる方法
作問者のしかけ
この時期になってくると、いろいろ知識も増え、また解いてきた問題もかなりの数にのぼるので、過去問などをやっていても、
「あ、これ知ってる」
とか
「かんたんだよ。」
と思う問題は少なくありません。
しかし、ここがミスの原因になりやすい。
作問者は何とか差をつけようと思っていますから、ミスを誘発するような選択肢や条件をつけるものです。
例えば、れき、砂、どろ、という粒子は川から海に流れ出たとき、まず、れきが積り、次に砂、泥の状態になります。
ある地層の順番で、れきの下に砂の層があった場合、河口から離れていたものが、近づいたわけですから、海底面は隆起した、と考えます。
ところが、問題の選択肢には海水面が上がった、下がった、と書かれている。
海底面が隆起すれば、海水面は下がる。
したがってこの場合は海水面が下がった、という選択肢を選ばないといけない。
ところが海底面が隆起した、と思っているから、つい、海水面が上がった、と答えてしまったりするのです。
まさに、作問者のしかけに、まんまとひっかかってしまった、ということになります。
「これ、知ってる」とか、「かんたんだ」と思っていると、足をすくわれる。
十分注意してください。
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12月14日の問題
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ところが、問題の選択肢には海水面が上がった、下がった、と書かれている。
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したがってこの場合は海水面が下がった、という選択肢を選ばないといけない。
ところが海底面が隆起した、と思っているから、つい、海水面が上がった、と答えてしまったりするのです。
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