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作問者のしかけ

この時期になってくると、いろいろ知識も増え、また解いてきた問題もかなりの数にのぼるので、過去問などをやっていても、

「あ、これ知ってる」

とか

「かんたんだよ。」

と思う問題は少なくありません。

しかし、ここがミスの原因になりやすい。

作問者は何とか差をつけようと思っていますから、ミスを誘発するような選択肢や条件をつけるものです。

例えば、れき、砂、どろ、という粒子は川から海に流れ出たとき、まず、れきが積り、次に砂、泥の状態になります。

ある地層の順番で、れきの下に砂の層があった場合、河口から離れていたものが、近づいたわけですから、海底面は隆起した、と考えます。

ところが、問題の選択肢には海水面が上がった、下がった、と書かれている。

海底面が隆起すれば、海水面は下がる。

したがってこの場合は海水面が下がった、という選択肢を選ばないといけない。

ところが海底面が隆起した、と思っているから、つい、海水面が上がった、と答えてしまったりするのです。

まさに、作問者のしかけに、まんまとひっかかってしまった、ということになります。

「これ、知ってる」とか、「かんたんだ」と思っていると、足をすくわれる。

十分注意してください。

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