ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

出来るだけ静かに長く吐く呼吸を行なっている内に胎息に繋がったのですが

2019-02-05 00:06:44 | 天目

私は座禅をはじめた3週間は、深呼吸の要領で大きく息を吸ってから出来るだけ長く吐き、吐く息が体の中に入って行くのを実感するために、息音をたてながら真っ暗闇の中で、1時間座っておりました。

4週間目に入ってから一緒に静功を行なっていた級友から、静かにしなさいと云われてましたので、今度は一転して出来るだけ静かに、息をしているかどうかわからないぐらいに、長く吐く呼吸を行いながら、真っ暗闇の中で1時間座り続けました。

座禅を始めて2、3年経った頃だと思うのですが、胎息と云う言葉に出会いました。 具体的な呼吸法は記載されていませんでしたが、果たしてどんな呼吸法だろうかと思いながらいたところ、自分の静かな長く吐く呼吸が、呼吸をしているかどうか分からないぐrし静かでしたので、ひょっとすると息を止めて行う気の呼吸ではないかと感じ、思い切って息を止めてみたのです。

記憶ではかなり長い間息を止めることができたのですが、それを中断してまた普通の呼吸に戻ったところ、非常に息苦しさを感じたのです。

このことは後日、私たちがお母さんのお腹から生れ出て来る時に、オギャーと泣き声をあげますが、胎内での気の呼吸から肺呼吸に変わる時には、それなりの苦しさがあるのではないかと感じたのです。

私は現在、胡座を組んだりしている時や寝ている時に、長く吐く呼吸を行わず気の呼吸である胎息で静かに体内−特に脳内の、気の動きを楽しむ雰囲気があります。

時々、おでこの中心部にある天目が、気の呼吸を行なっている時があります。 天目は特別なことをイメージした時に開きます。