ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

あらゆる機会を捉えて吐く息を体の中へ吐き入れることをやってみる

2019-02-04 00:45:09 | 逆腹式呼吸

私は座禅の時には、ただひたすら深呼吸の要領で、はじめに大きく息を吸ってから出来るだけ長く息を吐き、吐く息をイメージで体の中へ吐き入れる呼吸法を行なっていました。

実際に自分の息が体の中へ入って行くのを実感するために、吐く息音が聴こえるように吐いておりました。 意識して体の中へ吐く呼吸を続けていたところ、何時の間にか意識しなくても、息音を立てながら吐く息を体の中へ吐いていました。

家族からは、変な息音をたてないでと注意を受けることも、度々でした。 週1回の静功の会では、私の息音がよく聴こえたようで、3回目の帰り道で声かけをしてもらった級友から、もう少し静かにしろよと注意され、4回目からは一転して、出来るだけ息音が聴こえないようにして、長く吐く呼吸を行なっていました。

これまで意識して来なかった呼吸を、何時も意識して長く吐く呼吸、吐く息を体の中へ吐く呼吸を、座禅の時だけでなく、日中どんな時でも眼を軽く瞑って実践していました。 時には知人の葬儀の時にも行いました。

すると意識しなくても自然に、そのような呼吸を行なっていたのです。 この呼吸法は生来、私たちが持っていた機能、気感を取り戻すことになったのです。

ここでのこの逆腹式呼吸は経絡の通りを良くして、自己免疫力を高めることになるのです。