ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

視点を変えて楽しむー半身浴

2011-01-12 08:27:53 | 半身浴

 他の方に半身浴を勧めると、肩まで入らないと入った気がしないとか、カラスの行水だからとか、そんな余裕がありませんと答えが返ってきます。 私も半身浴の話を聞いたときまでは、カラスの行水で3分も浴槽には、入ってはいられませんでした。

 当時どのようにして毎日汗をかくことができるだろうかと、考えていたときでした。 走ったとしても、すぐに右膝に水が溜まってしまうし、3日坊主になるのがおちだなあと、漠然と考えていた時期でした。

 ある時仕事の話をしながら、お客さんからそれとなく、半身浴の話を聞いたのです。 湯面をお臍のちょっと上になるようにお風呂に入れば、上半身が頭の先まで汗でびっしょりになりますよ、という話でした。

 お風呂の入り方をちょっと変えるだけで汗がかけるのなら、これ以上のことはありません。 しかもお風呂は毎日入るわけですから。 私は早速、話を聞いたその日の夜から、半身浴を実践しました。 それ以来、肩までお湯に浸かることはありません。

 半身浴のときは、お風呂のフタをして、その上にタオルを2枚ほど用意をし、汗をかいたら拭くようにします。 何故か、いつも新聞や雑誌を読みながら、入るからです。 

 冬は寒いので、両手を湯船に付けたりします。 上半身は、どんな場合でも肩の力を抜いて、頭のてっぺんが天から引っ張られているような感覚で維持します。 椅子の上に座っても、胡座を組んでも同じです。