ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

「静か」になるには45分から1時間は必要―座禅では

2011-01-05 14:12:31 | 座禅

 座禅の基本は、姿勢を正し、呼吸を整え、意識を一点に集中することです。 一番厄介なのが、意識を集中することなのです。

 後は如何に心身ともに、静かな状態にするかが、とても大切なことなのです。 静か といっても見かけだけでなく、体の中の細胞の一つ一つまでを、静かにすることが肝要です。

 私の体験から、いわゆる静かになるまでの時間は、45分から①時間は必要です。 あちこちの座禅会では、30分2回というのが多いようですが、30分2回と1時間1回では、雲泥の差があります。

 いつもこの欄でお話をさせて頂いてますが、30分では野球で言えば、肩慣らしぐらいしかならないのです。 ちょっと休憩してまた30分の座禅を行ったとしても、それは肩慣らしを2回したことだけなのです。 

 30分では「静か」の状態にはなりえないのです。 たまたま私は、座禅(静功)を始めたときから、座禅時間は1時間でした。 体の中をかけめぐる気が、脳を何かと刺激するのですが、その脳の刺激の感覚からすると、45分以上経たないと、優しく滑らかにはならないのです。

 そんな体験から、「静か」の境地になるには、1時間は継続的に胡座を組む必要があるのです。