8月から一日1万歩を目標に歩いているせいか、足の裏が刺激を受けて、寝ているときに足の裏で呼吸を意識しなくても、ごく自然に気の呼吸をしていることが多いのです。
以前は、両手をお腹の上におき、目を瞑り大きく息を吸って、吐く息を体のなかへ吐く呼吸を行っていました。 下腹の臍下丹田を意識しながら息を吐いたり、体の中を通って足の裏から息を吐いたりしておりました。
そんな呼吸をしているうちに、眠くなって寝てしまい、気がつくと翌朝だったということが、毎日の日課でした。 不思議なことに翌朝は、気分爽快です。
意識して吐く息をゆっくり吐きながらイメージしますと、イメージどおりに体の中が動く感覚になります。 私達は元々そのような機能を持っていたようにも思います。 私たちの体は、血液の循環だけで生命を維持しているわけではないことを、呼吸法を伴う座禅によって感得します。 そのことは意識しなくても、自然に感じることなのです。
足に裏は宇宙の気を吸うことが出来ます。 地の気を吸うことが、私達が立っているときの機能になるようです。 勿論、足の裏は気を出すこともあるのですが、吸うことが主のようです。
手のひらは気を外へ出すことが、主のようです。 赤ちゃんが生まれたばかりのときに、手を握っているのは、持って生まれたものを外に出さないためと、感じております。 大仏さまが、手を開いて私達に向かっているのは、私達に大仏さまが持っているものを、私達に与えてくれようとしていると思っています。
私はまだ多くの方々に向かって、手を開くことは出来ません。 未だ先ず自分自身を高める必要があるからですが。 従って、いつも手は握っております。