「第Ⅳ章ー3ーB1 豊田家住宅 後半」 日本の木造建築工法の展開

2019-11-12 12:14:32 | 日本の木造建築工法の展開

(「第Ⅳ章ー3ーB1 豊田家」より続きます。)

 

使用材料:礎石 切石転用石造り出し自然石     柱:総数75本内 通し柱21本 ほ-六柱 11.1寸角ほ-十二 9.5寸角ともにケヤキ い-十二 6寸×4.4寸  他はヒノキが主、平均4.8寸角  根枘 平枘頭枘 平枘または重枘

足固貫:約丈3.7寸×幅1.1寸 継手 略鎌楔締め    差鴨居 東なかのま 14.7寸尺×3.9寸、他は丈9.6寸程度×3.9寸    貫:土間東壁面 モミ 3.7寸×1.1寸 柱芯納め   小屋貫:モミ 2.1寸×0.7寸 継手 略鎌中途継ぎ

 

架構分解図 番付は、豊田家住宅修理工事報告書の番付による。 日本の民家6 町屋Ⅱ(豊田家住宅修理工事報告書)より転載・編集

                      

 

 

                   豊田家住宅修理工事報告書より転載(着色・〇は編集)

十二通り 差鴨居分解図 

差鴨居~柱の仕口 ① 枘差込み栓 ② 雇い枘を、送り蟻に植え込み、差鴨居を差し、シャチ栓を打ち締める 

 

      

ほー十二柱~差鴨居 仕口 送り蟻 詳細        この方法は、柱を貫通する孔をあける必要がない 

 

 

2階床組 桁行詳細    差鴨居上束立て根太掛け(床梁:1階大引に相当)架け、根太を受ける。

 

 

2階床組 梁行詳細           2階には部分的に竿縁天井を張る。

        

 

 矩計図                             日本の民家6 町屋Ⅱ(豊田家住宅修理工事報告書)より

 

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