28ミリ相当 140ミリ相当
ある風景を28ミリ広角と140ミリ望遠での撮影による画面の表現の違いを見てみます。左の写真は28ミリ広角で撮影したもので、前景チューリップは大きく、遠景の東屋は小さく写っています。
右の写真は140ミリ望遠での撮影です。撮影位置は、手前の白いチューリップを入れ込む関係で3~4メートル後ろに下がっています。
右の写真は、近景の白いチューリップは小さめですが、込み合っている感じです。遠景の東屋は大きく、手前に近寄ってきています。この辺が広角と望遠の違いです。表現意図によって、レンズ交換が必要なことがわかります。
折角カメラには焦点距離を自由に変えられられるズームレンズが付いているのですから、これを大いに活用しない手はありません。
この二枚の写真は、バックの情景は全く同じです。手前にある置石も同じです。違いはカメラアングルの違いです。左は置石の上に散った桜の花びらを出したくて目高の位置から、右の写真は置石の大きさを出しながら桜の花びらを出したくて、カメラ位置を下に、膝位の高さで撮影したものです。
カメラポジションやアングルの違いで、表現が全く違ってきます。同じところでも色々と何枚も撮影して、最後にお気に入りのものを残すようにしたいものですね。