プラハで世界エスペラント大会が行われたのは1996年、もう9年前のことであり、おしゃべりしながらあちこちと引きずりまわされたので、どう歩いたか、地図をを見てもはっきりと思い出せません。
手紙で約束したように開会式(7月20日)の後、会場の前でマリエが待っていました。マリエの仲間たち、ドイツ人のマリアンネとグレーテル、スウェーデン人の男性、それにイジナとその他いっぱい。と言うのも知っている者同士も、知らない者同士もみんな植え込み縁のコンクリートに座ってお弁当のサンドイッチを広げ、挨拶したりおしゃべりしたりするのでみんな仲間に見えるのです。マリエは黒パンにチーズを挟んだサンドイッチを私の分まで用意していました。
イジナは、今朝夫が収穫したと言う長さが30センチもあるキュウリとピエロの帽子のような形のピーマンを取り出し、みんなに切り分けました。キュウリは大きいけれど皮も柔らかく水分たっぷりでした。後の経験ですがハイキングの時も彼らは水を飲まず、休憩にはこのキュウリやトマトを食べていました。ピーマンは程よい辛味があってドイツ人にも好評でした。
食後、会場から徒歩20分ほどの所にある墓地に行く事になりました。ここにはスメタナの墓があるのです。私達の集団の前後を他のエスペランティストのグループも歩いています。見知らぬ者がエスペラントで話し掛けたり、地元エスペランティストに情報を求めたりと集団は時には合流し時には分裂しながら同じ方向に向かってゆきます。この付き合いの楽しさは私達エスペランティストだけが味わえるものですし、また新たな友人が生まれる機会でもあるのです。
道は丘の上にある会場から、眼下にゆったりと流れるヴァルタバ川や川向こうの古い街並みをを眺めたり、肢体不自由児の学校の横を取ったりしながら下って行きました。
墓地は広く、多分昔貴族だったと思える墓は壁が数メートルもあり、彫刻が施されています。イジナは物知りで墓の前に立ってはチェコの有名な人物の解説をしてくれました。今、その説明は私の記憶から消えてしまいました。最近は書き留めておくようになりましたが、記憶力の低下は悲しいですね!
グレーテルは小柄で陽気なドイツ人。私が大会後マリエの所へ行くと聞くと、あの森は素晴らしいと話してくれました。彼女は学校の生徒を7~8人連れて何度かマリエの家に泊めてもらったということでした。
女性の話は大方お嫁さんの話になります。グレーテルは自分の子どもではないけれど亡くなったご主人の息子がとても大切してくれること。その息子のお嫁さんがフィリピン人で、その一族が遊びにくると滞在はいつも3ヶ月。彼らを遊びに連れ出す時、息子はグレーテルも一緒に連れて行こうとするので忙しいなどと面白おかしく話すのです。
イジナは大柄で、腰が悪く年金を貰っているので余暇は色々な講座に参加していると言います。今建築の歴史を学習しているとかで、あの建物はゴシック、あっちの建物はバロックとか説明しますが、私にはその違いがわかりませんでした。
手紙で約束したように開会式(7月20日)の後、会場の前でマリエが待っていました。マリエの仲間たち、ドイツ人のマリアンネとグレーテル、スウェーデン人の男性、それにイジナとその他いっぱい。と言うのも知っている者同士も、知らない者同士もみんな植え込み縁のコンクリートに座ってお弁当のサンドイッチを広げ、挨拶したりおしゃべりしたりするのでみんな仲間に見えるのです。マリエは黒パンにチーズを挟んだサンドイッチを私の分まで用意していました。
イジナは、今朝夫が収穫したと言う長さが30センチもあるキュウリとピエロの帽子のような形のピーマンを取り出し、みんなに切り分けました。キュウリは大きいけれど皮も柔らかく水分たっぷりでした。後の経験ですがハイキングの時も彼らは水を飲まず、休憩にはこのキュウリやトマトを食べていました。ピーマンは程よい辛味があってドイツ人にも好評でした。
食後、会場から徒歩20分ほどの所にある墓地に行く事になりました。ここにはスメタナの墓があるのです。私達の集団の前後を他のエスペランティストのグループも歩いています。見知らぬ者がエスペラントで話し掛けたり、地元エスペランティストに情報を求めたりと集団は時には合流し時には分裂しながら同じ方向に向かってゆきます。この付き合いの楽しさは私達エスペランティストだけが味わえるものですし、また新たな友人が生まれる機会でもあるのです。
道は丘の上にある会場から、眼下にゆったりと流れるヴァルタバ川や川向こうの古い街並みをを眺めたり、肢体不自由児の学校の横を取ったりしながら下って行きました。
墓地は広く、多分昔貴族だったと思える墓は壁が数メートルもあり、彫刻が施されています。イジナは物知りで墓の前に立ってはチェコの有名な人物の解説をしてくれました。今、その説明は私の記憶から消えてしまいました。最近は書き留めておくようになりましたが、記憶力の低下は悲しいですね!
グレーテルは小柄で陽気なドイツ人。私が大会後マリエの所へ行くと聞くと、あの森は素晴らしいと話してくれました。彼女は学校の生徒を7~8人連れて何度かマリエの家に泊めてもらったということでした。
女性の話は大方お嫁さんの話になります。グレーテルは自分の子どもではないけれど亡くなったご主人の息子がとても大切してくれること。その息子のお嫁さんがフィリピン人で、その一族が遊びにくると滞在はいつも3ヶ月。彼らを遊びに連れ出す時、息子はグレーテルも一緒に連れて行こうとするので忙しいなどと面白おかしく話すのです。
イジナは大柄で、腰が悪く年金を貰っているので余暇は色々な講座に参加していると言います。今建築の歴史を学習しているとかで、あの建物はゴシック、あっちの建物はバロックとか説明しますが、私にはその違いがわかりませんでした。