私のエスペラントの師、伊東三郎の詩’絹のボロ’という詩があったことを思い出して捜した。彼の若いころの詩集 'Verda paenaso' には無かった。今日はエスペラントのブロブにある ' Idilio' を捜したがそこにもないっていなかった。数10年前に読んだのだが、絹はぼろになっても捨てられないというような詩だったとは思うけれど、どんな詩だったかもう一度よみたい。
私は決着をつけなればならないと思う絹の布を持っている。他の人から見ればぼろに違いないのだけれど!
母が長女のために縫った着物でした。左の赤いのは3歳用。姉は1928年生まれ、3歳と言っても昔は数えでお祝いをしたの実際は2歳。つまり94年前のことです。左が数え7歳と言えば91年前の言うことでしょうか。我が家の女の子たちは何かのお祝いのたびにこの着物を着せられました。私にとって赤い着物の長い袂はとても嬉しかったのです。その後、母は袂を切って胸のあたりで袂から取った布を繋ぎ、縫い直していました。虫喰いを補修した後もありました。姉二人・私・実家の姪、その後カナダへ。カナダの姪二人が使用した後に日本に帰ってきました。私たちは赤い着物・青い着物と呼んでいました。女の子6人が来たのですから、着物は充分に役目を果たしたと言えるのですが処分できずにいました。
30年前、決心をして青い着物を織物をしていた仲間のところに持って行き、裂き織にすると言ったところ、年配の仲間が裂くなら私に頂戴と言ってもって帰りました。彼女は幼い娘二人を抱えて未亡人になり、編み物・和裁・洋裁で娘二人を育て上げた人でした。数カ月後、青い着物は反物になって私のところに戻ってきました。彼女が言うには、私に孫ができたら着物に仕立ててあげるから保管しておきなさいということでした。専門の洗い張りに出したそうです。安くしてくれたと言っていましたが、数千円かかっていたので代金は支払わせてもらいました。そんなこんなで捨てれません。
専門の洗い張りはすごいです。切った部分をすべてかがり直して反物にしているのです。どう扱ってよいか思案すること数10年。ドイツにいる孫Eにベットカバーでも作ろうかとようやく決心しました。パッチワークなどと言う器用はことは無理ですが!
それに90年以上も前のもの。作ってすぐに破れたら哀しいです。芯地を張ったら良いかもと思いつき先日薄い芯地を買ってきました。かがってある部分はどうしようか迷いました。母がしていたように当て布をしたらよいかもしれません。では当て布はどうする。姉から来た着物の中に薄地の青い羽織があったので昨日はそれをほどきました。
一つけりをつけようと思うと、仕事はどんどん増えてゆくような気がします。
私は決着をつけなればならないと思う絹の布を持っている。他の人から見ればぼろに違いないのだけれど!
私の絹のボロ
母が長女のために縫った着物でした。左の赤いのは3歳用。姉は1928年生まれ、3歳と言っても昔は数えでお祝いをしたの実際は2歳。つまり94年前のことです。左が数え7歳と言えば91年前の言うことでしょうか。我が家の女の子たちは何かのお祝いのたびにこの着物を着せられました。私にとって赤い着物の長い袂はとても嬉しかったのです。その後、母は袂を切って胸のあたりで袂から取った布を繋ぎ、縫い直していました。虫喰いを補修した後もありました。姉二人・私・実家の姪、その後カナダへ。カナダの姪二人が使用した後に日本に帰ってきました。私たちは赤い着物・青い着物と呼んでいました。女の子6人が来たのですから、着物は充分に役目を果たしたと言えるのですが処分できずにいました。
30年前、決心をして青い着物を織物をしていた仲間のところに持って行き、裂き織にすると言ったところ、年配の仲間が裂くなら私に頂戴と言ってもって帰りました。彼女は幼い娘二人を抱えて未亡人になり、編み物・和裁・洋裁で娘二人を育て上げた人でした。数カ月後、青い着物は反物になって私のところに戻ってきました。彼女が言うには、私に孫ができたら着物に仕立ててあげるから保管しておきなさいということでした。専門の洗い張りに出したそうです。安くしてくれたと言っていましたが、数千円かかっていたので代金は支払わせてもらいました。そんなこんなで捨てれません。
専門の洗い張りはすごいです。切った部分をすべてかがり直して反物にしているのです。どう扱ってよいか思案すること数10年。ドイツにいる孫Eにベットカバーでも作ろうかとようやく決心しました。パッチワークなどと言う器用はことは無理ですが!
それに90年以上も前のもの。作ってすぐに破れたら哀しいです。芯地を張ったら良いかもと思いつき先日薄い芯地を買ってきました。かがってある部分はどうしようか迷いました。母がしていたように当て布をしたらよいかもしれません。では当て布はどうする。姉から来た着物の中に薄地の青い羽織があったので昨日はそれをほどきました。
一つけりをつけようと思うと、仕事はどんどん増えてゆくような気がします。