唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
風の名前をおしえて
「風の名前をおしえて」と云うチェロアンサンブルの作品があります。昨年の秋に某所で弾きました。私のような初心者でも弾ける比較的簡単な作品ですが、心に沁みわたる良い曲です。
作者不詳で、医学生(医大オケのチェロパート)の間に伝承されている曲だと云うことでしたが、作曲者が判ったとのこと。東京在住の産婦人科医、藤江隆男さんが医学生時代の1982年に作曲したものだそうです。約30年を経て不明であった作曲者が判明したわけです。オリジナルは三重奏のようですが四重奏版があったり、三小節の前奏や後半のリピートがあったりなかったりと、著作者人格権の同一性保持権上の問題が生じてしまっているようです。そもそも曲名も「風の名前をおしえて」と「風の名前を教えて」「風のささやき」の三種類が存在しています(英語のタイトルはTell me how the wind blows)。
作曲者が判明したことでこれからその辺りが整理されるのか、あるいは藤江さんが改変を認め更にいろいろな編曲版が登場するのか、ちょっと気になったりする郷秋であります。
「恩田の森Now」 http://blog.goo.ne.jp/ondanomori に、ただいまは 7月10日に撮影した写真を4点掲載いたしております。梅雨の晴れ間(もしくは梅雨明け直後)の森の様子をどうぞご覧ください。なお、先週末は所用のために恩田の森に撮影に行くことができませんので、blog「恩田の森Now」への掲載もお休みとなりますことをお知らせいたします。
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作曲は確かに藤江隆男さん。ですが医大生ではありません。1982年、音大時代に杉並区都立西高の金管3重奏のために作曲し1983年、チェロ3重奏として本人が編曲したものです。
こんなに有名になっているとは思わなくてビックリしています。
知らない間に別の方により4重奏に編曲されているようですね。
竹内弦楽四重奏団のチェリスト、竹内康高さんがお書きになられた「産婦人科説」が流布した結果の錯誤であったようです(竹内さんは誤りであったことを既に公表されています)。藤江さんに大変失礼なこととなったことにつきましてはお詫び申し上げますが、
本日のblog http://blog.goo.ne.jp/gauche7/
e/e499febbb889bcea09fa7cd8be2556b7 にも書きました通り、もちろん間違いにないこととは思いながらも「確証」を得られていないのも事実ではあります。この点につきましてはご理解をいただければ幸いでございます。
注:正しく表示されていなかったため再投稿いたしました。