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夏の終わりに「初雪草」とはこれ如何に

 日本列島には約7000種類の植物が自生し、その内の約3000種は日本固有のものなのだとか。日本に似た島国であるイギリスに自生する植物は2000種類程度と云われていますので、日本がいかに多様な植物が自生しているかが分かりますね。

 日本だけでも7000種類の植物が自生し、その一つひとつに名前がつけられているのですから、考えてもみればそれは凄いことです。「雑草」などと一括りにされてしまう迷惑な草たち一つひとつにもそれぞれ名前が与えられており、名前のない草を見つけでもしたことには、それこそ大発見!と云うことになるわけです。

 その植物の名前ですが、中には「臭木」「屁糞葛」「継子の尻拭い」などと云った誰が考えても酷い名前もありますが、今日ご覧いただく「初雪草」のように、どうして夏に「初雪」なの?と云う不思議な名前の植物もままあります。

 「初雪草」は夏の終わり、雪などどこにも見当たらない今頃花を咲かせます。人間にとって馴染みのある植物の多くは美しい花を咲かせ、美味しい実を生らすものですが、初雪葛は今が花期ではありますが、愛でられるのはもっぱらその「葉」です。本来緑色であるはずの葉がこの季節には白く縁取られまるで初雪を被ぶったように見える、それが故に「初雪草」と名付けられたわけですね。

  初雪草は北米原産のトウダイグサ科トウダイグサ属で江戸時代末期に観賞用として日本に入ってきたのだそうです。地味な花を良く見ると確かにトウダイグサ科であることに頷けますが、灯台草同様茎や葉や切った時にでる乳液が皮膚に着くとかぶれますのでご注意ください。

 横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季の移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは8月29日に撮影した晩夏の森の様子を掲載いたしております。ご覧いただけたら嬉しいです。

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