唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋<Gauche>の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
大学キャンパス内での感染拡大を懸念
まずはこちらの記事をご覧ください。
https://www.asahi.com/articles/ASN9S5S6XN9GPLBJ005.html?iref=pc_ss_date
大学関係者と一括りにされており、果たして教職員と学生の比率がどれ程なのかは示されておりません(これが統計を元にした考察の信頼性を大きく下げておりますが、ここでは大部分が学生であると仮定して論を進めます)が、注目すべきは寮、課外(クラブ)活動、会食、旅行・外出による感染の多さです。
寮での生活はいわゆる「三密」になりがちであるとは思いますが、管理者および当事者が十分な配慮をしていれば感染の相当部分防ぐことができたのではないかと考えます。クラブ活動においても同様で、クラブ活動の本質部分での感染は実は少なく、いわゆる「アフター」での感染が多いこと(寮生活も経験し、その後長く大学に勤務しクラブ活動において直接学生を指導してきた経験に基づく「勘」です)と思われます。授業での感染が少ないのは対面での授業機会が圧倒的に少ないこと、前後の学生同士の濃厚接触がクラブ前後のそれと比べ圧倒的に少ないことを考えれば当然の結果です。
大学は、単に学問研究の場であるだけではなく、学生にとっては社会に出る一歩前で猶予された4年間を過ごす場でもあります。ここに書いた「猶予(モラトリアム)」とは、ただ何もせず遊んでいて良いという意味ではなく、大人になるために与えられた期間と云う意味です。社会人として相応しいマナーや言葉遣い、時と場合によりしかるべき距離感を取りながらの人間関係の構築、授業では教えてくれない社会人としての常識・約束事(ネット上の情報は溢れるほどあるけれど、過剰であったり特定の場面でのみ有効であったりなど、現実的ではないが多い)を実地に学ぶ場所でもあります。
と云うことは、学生はいま学びつつあるわけですからクラブ活動後の居酒屋やカラオケでの飲食・歓談により新型コロナに感染するリスクが著しく高くなること、自分が感染すれば、今度は自身が新たな感染源になることにとついての知識と切実な自覚が十分ではない、あるいは無自覚であると云うことになります。ですから最低限の自衛手段でありマナーでもあるマスクもせず友人たちとの時間を楽しみます。しかし、これも学生時代ならではの特権、楽しみであり勉強でもあると許されたのは半年前までのことです。残念ながら、今はそれが許される時代ではないのです。
10月からはそんな大学生が少しずつキャンパスに戻ってきます。大学に入学はしたものの入学試験で大学に来て以降一度もキャンパスに足を踏み入れていない一年生も少なくないことと思います。そんな大学生が気の毒でならない一方で、大人になるための勉強時間が十分ではない大学生がキャンパスに戻ってくることで大学キャンパスにおいてクラスターが頻発するのではないかとの懸念が拭えません。
大学キャンパスが新たな感染源とならないために、大学当局に十分な対策が求められるのは当然ですが、学生諸君一人一人も自身のこととして、大人としての節度ある行動を取ってくれることを切に願って止みません。
例によって記事本文とは何の関係もない今日は一枚は食虫植物、ハエトリグサ。食虫植物、実はウイルスも捕食して無害化する、なんてことはないのだろうか。
横浜の住宅地に残された里山の四季の移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」。ただいまは9月21日に撮影した写真を5点掲載いたしております。秋到来!となった森の様子をご覧いだけたら嬉しいです。
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