編笠百合


 横浜市青葉区に位置する里山、恩田の森の雑木林の林床で咲いていた編笠百合(あみがさゆり)。名前の由来は6枚の花弁の美しい文様をご覧いただければ説明の用もないことでしょう。

 ユリ科バイモ属。百合の仲間ではありますが、開花は今時分、つまり桜(染井吉野)の開花とほぼ同時ですので多くの百合が夏に開花させるのと比べると相当早い開花と云えます。

 調べてみると原産地は中国東部で日本には享保年間(約300年前)に薬用植物として渡来し現在では観賞用に栽培されているが、一部地域で庭から逃げ出し野生化もしているとのこと。写真の花がまさにその一つと云うことになりますね。

 享保年間に日本に、おそらくは長崎に渡来した編笠百合が、なぜ300年後の横浜の里山で花開いているのか、編笠百合が言葉を解すのであれば是非とも聞いてみたいものです。

 blog「恩田の森Now」 http://blog.goo.ne.jp/ondanomori に、ただいまは3月18日に撮影した写真を7点掲載いたしております。花盛りとなった森の様子をどうぞご覧ください。こちらには染井吉野以外のものも掲載いたしております。

To the author of this page: gaucheadgc(at sign)gmail(dot)com
Type "ijnuG ihsoyiK" adversely, and find me on Facebook.

コメント ( 0 ) | Trackback (  )