Zマウント?

Nikon Rumorsによれば、間もなく登場するニコンのフルフレーム・ノンレフレックス機には、60年の歴史を持つ一眼レフ最強のFマウントを捨て、全く新しい「Zマウント」が導入されるのだそうだ。

 「Zマウント」なる名称は不確実なようだが、フルサイズ・ノンレフレック用に設計された新しいマウントの内径は49mm、フランジバックは16mmとのこと。ミラーボックスが不要となることから当然のこととしてフランジバックはFマウントの約1/3と圧倒的に短くなり、ボディの小型軽量化に大いに貢献することだろう。

 マウント内径は49mmと、Fマウントの44mmより5mm拡大されている。これは、フルサイズ・ノンレフレックで先行するソニーのEマウントよりも2.9mm大きい。登場した1959年時点では最大のマウント内径をほこったFマウントであったが、のちには「小さな」44mmゆえにレンズ設計者が随分と苦労したと聞いており、云ってみればニコン悲願のマウント口径拡大である。

 さて、60年間使用されてきたFマウントを捨ててまで新しいマウントを開発したニコンだが、これは自社の生き残りを賭けた大英断。単にマウントの新規開発にとどまらず、既存の60ものレンズの、少なくとも半分は再設計の必要があるだろから当分の間ニコンの大きな負担となることは間違いない。それを覚悟してでもの新規マウントなのである。

 ただいまの私はD850の納品を待っているところであるが、ニコン製のDSLRを購入するのはこれが最後になることだろ。それが3年後なのか5年後になるのかはわからないけれど、間違いがないのは次に購入するニコン製カメラのマウントはFマウントではないと云うこと。寂しいような、それでいて楽しみである、ニコンのマウント変更である。

 と云う訳で今日に一枚は、SLR最強のFマウントをもつF2 Photomic A。現代のプロ・ハイアマチュア用のDLSRでは小さく見えるFマウントも、F2に穿たれたマウントはそれなりに大きく見える。それだけ当時のSLRのボディがコンパクトであったこと云うことである。


 「恩田の森Now」 http://blog.goo.ne.jp/ondanomori に、ただいまは1月7日に撮影した写真を7点掲載いたしております。今年最初の森の様子をどうぞご覧ください。次回の撮影・掲載は今週末を予定しております。どうぞお楽しみに。

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