唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋<Gauche>の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
20年遅れ
エンブラエルが、2月25日にロールアウ予定の自社の最新リージョナルジェット、 E190-E2の製造過程を撮影したタイムラプス動画を公開している。
https://www.youtube.com/watch?v=UfU1F5cNa6M
E190-E2は1クラス106席、2クラス97席。MRJ-90の最大85席よりも若干大きいが、今後E190-E2の短胴型が開発されると MRJと同じマーケットを分け合うことになる。だから急ぎなさいと云っているでしょう! しかしエンブラエル、製造過程のタイムラプス動画公開とは余裕だよね。さすがに ジェット旅客機の第三勢力(ボンバルディに次ぐ第4位)としての確固たる地位を固めたメーカーだけのことはある。三菱航空機にはそんな余裕はない。
自国に自動車メーカーさえ持たないブラジルでなぜ航空機産業が根付いたのか、不思議といえば不思議だが、その必然性はある。 日本の22倍もの国土を持つブラジルは道路や線路が未発達。ヒコーキならPoint to Point。必要なところに空港を造るだけで、その間はジャングルのままでいいのだ。だからブラジルは1950年代から航空機研究、技術者養成を進め 1969年には大統領令で航空機製造の国策会社、エンブラエルを設立した。国費をつぎ込んでヒコーキを造ってきた訳だ。 そして1996年に引渡しが始まったERJ 145が大ヒット。
MRJはブラジル・エンブラエル遅れること20年。果たして日本は何年で追いつき追い越すことができるのか。
横浜市青葉区の里山「恩田の森」の四季の移ろいを毎週撮影し掲載している「恩田の森Now」も是非ご覧ください。只今は2月7日撮影の写真を4点掲載いたしております。厳冬期にあっても春が近いことを感じさせる森の様子をどうぞご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/ondanomori/