サーブが復活?

 経営破綻したサーブを20126月に買収したスウェーデンのNEVS社だが、「9-3」の生産を開始したのもつかの間、資金不足のため部品供給会社への支払いが滞り敢え無く頓挫。今度はそのNEVSが新たに中国の企業2社と提携したとのニュース。資金の確保ができれば、生産を開始するのかもしれないが、一体全体何を作るのか。

 「
9-3」を、好ましい一台と思っていた郷秋<Gauche>ではあるけれど、それはもう10年以上も前の話し。最終型となっている「最新」の9-3にしたところで、最近のトレンドである小排気量+過給機、あるいは各種の運転支援装置などを考えても既に過去のクルマ。長く乗り続けているのであればそれはそれで意味もあるけれど、10年前のクルマを作ってみても売れるはずもない。

 経営破綻から5年以上経ったいま、「サーブ」の名前を冠したクルマは作れても、「サーブ車」をつくることは出来ないだろう。もっとも、MGの名を冠した、悪くないスポーツカーが登場したような例も無くはないけれど、これとて長くは続かなかった。妄想でしかないけれど、ヤマハ辺りが買い取って、サーブの名前を継承するに相応しいクルマを作ってくれたりしたら、それはそれは面白い事だとは思うけれど、無理だよな。


 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、近所の庭先で咲いていた、柏葉紫陽花(かしわばあじさい)。

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