ニコン・デンマークによれば

 Nikon(ニコン)デンマークの、おそらくD3100と4本のレンズ発表後に行われたQ&Aセッションの中で幾つかの興味あるコメントがあったようなのでお知らせしたい。ただし、郷秋<Gauche>のつたない英語力による「超訳」なので、誤りがあった場合にはお許しいただくと共に是非ともご指摘いただきたい。ニュースソースは例によってNikon Rumorsである(see here)。

重要なポイント1
 “I think we will see at least one more launch before Photokina. But the question is whether it is a new D300 or D700. I doubt it. I think the D90 stands for replacement within.”
 フォトキナまでに重要なモデルをもう1台発表する。それはおそらくD90の後継機たるD95でありD300(S)、D700の後継機ではない。
 このことについて書くのはいささか疲れた感のある郷秋<Gauche>である。フォトキナの前にD95が登場するのは既定の事実としても、問題は取り分けD700後継機登場のタイミングである。今年初めには今すぐにでもD900が登場するのではないかとの噂に振り回されたわけだが、今に至っても相変わらず出そうで出ないD700の後継機である。

 郷秋<Gauche>的には現用のD300の後継はD700の後継機に決めているし、D300もサブ機として使い続ける事を決めているが、やはりD300Sの後継機登場のタイミングは気になるところである。しかしだ、それにも増して気になるのは郷秋<Gauche>にとっての「FX」である。つい最近もヨドバシ各店においてD700の在庫が少なくなっているのはD700後継機登場の前兆ではないかと書いたばかりなのだが・・・

重要なポイント2
 “D5000 continues”
 郷秋<Gauche>は昨日、D3100のレンズキットが67,320円であるのに対してD5000レンズキットが53,820円であると書いた(ボディのみだとD3100の58,320円に対してD5000は61,020円。価格はいずれにyodobashi.comによる)。まさに「下克上」であるが、それでもニコンはD5000の販売を続けるようである。いったいD5100(D3100に習って郷秋<Gauche>が勝手に付けたモデル名)はいつ登場するのか。

昨日ご紹介した通り、(クラス毎では)型番から見たヒエラルキーは既に崩壊し、常に最新のモデルが高性能であるという云うのがDSLR(デジタル方式一眼レフ)の常識だが、メーカーとしてはいつまでもこう云う「下克上」(逆転現象)を続けているわけにはいかないだろうから、D5000の後継機も早晩登場することにはなるのだろう。

しかし、現状では高価になり過ぎたD3100の下、つまり」DSLRの最底辺は相変わらずD3000が支え、その上にD5000、そしてD3100という構造がD5000の後継機登場まで続くということになるわけだな。これはD40Xが登場したあともD40が長くニコンDSLRの底辺を支えたのに似ている。ニコンお得意の手かと思えばさにあらずで、キヤノンも高価になってしまったKiss X4発売の後もX3の併売を続けてシェアを維持している。

重要なポイント3
 “It’s nothing new about an EVIL camera. Sorry.”
 「そうですか」としかコメントのしようがない。そもそも、我が日本のメーカーであるニコンの新製品に関する情報を国外のサイトから得なければならない状況というのが、郷秋<Gauche>には理解できんぞ。

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