唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
ニコ・ロズベルク、F1デビューか?
モンツァでの怪我療養中のニック・ハイドフェルドだが、今度は自転車で走行中にオートバイと接触、転倒し肩甲骨にひびが入る怪我を負い今シーズン残り3戦のドライブが危ぶまれている。
そうなるとここ2戦、ハイドフェルドの代役を務めたアントニオ・ピッツォニアが残り3戦もドライブすることが予想されるが、サー・フランク・ウイリアムズは、現在GP2でポイントランキング1位をキープし、ウイリアムズのテストドライバーも務めているニコ・ロズベルクを起用することも選択肢の一つとして考えているらしい。
ロズベルクと聞けば古くからのF1ファンならば元祖フライング・フィン、ケケの顔を思い浮かべることだろう。また新しいF1ファンにはミカ・ハッキネンやキミ・ライッコネンのマネージャーとして知られているかも知れない。ニコは、そのケケの息子なのである。
歌手しかり、政治家然り、どの世界でも蛙の子は蛙とばかりに2世が活躍することが多いわけだがF1もまた然りである。2世F1ドライバーと言えば、多くの方が97年のワールドチャンピョン、ジャック・ビルヌーヴを思い出すだろ。父親のジル・ビルヌーヴはフェラーリドライバーとして人気の頂点にあった1982年5月、ベルギーGPで事故死。父が果たせなかったワールドチャンピョンの夢は息子が叶えた。
既に引退した96年のワールドチャンピョン、デーモン・ヒルを思い出す方もいるだろう。父は62年、68年のワールドチャンピョンに輝いたグラハム・ヒルである。こちらは親子でタイトルを獲得している。
話をロズベルクに戻そう。ケケ・ロズベルクはウイリアムズ・フォードを駆り82年にワールドチャンピョンのタイトルを手にしている。当時は全16戦、1位から6位までに9-6-4-3-2-1ポイントが与えられるなど、現在とはレース数、付与ポイント数が違ってはいるが、ケケは僅かに44ポイントでワールドチャンピョンに輝く。
このシーズンのケケの優勝は僅かにスイスGPの1回限り。3回の2位、2回の3位などでポイントを集め、優勝2回のニキ・ラウダ、アラン・プロストらを振りきってのタイトル獲得であった。
F1デビューを虎視眈々と狙っている2世ドライバーはニコだけではない。、アラン・プロスト、ネルソン・ピケ、ニキ・ラウダの息子たち(ニコラス、ネルシーニョそしてマティアス)もまた隙あらばと狙っているのだ。デーモン・ヒルやジャック・ビルヌーヴがF1界の2世第1世代(注)だとすると、ニコらは第2世代と言っても良いだろう。最年少チャンピョンの誕生と共に、F1にも新しい時代がやって来るのだ。
ロズベルク、この懐かしい名前が果たしてブラジルGPのスターティング・グリッドに記されるのか。2週間後を楽しみにした。
注:もう少し遡ればアンドレッティ父子、ブラバム父子の例もあるが息子の方はお世辞にも成功したとは言いがたい。
今日の1枚は、例によって記事本文とは何の関係もない蘭の花。いつもの東京都下某所にある温室で撮影しましたが、もう三工夫くらいしないと。これではだめですね。
そうなるとここ2戦、ハイドフェルドの代役を務めたアントニオ・ピッツォニアが残り3戦もドライブすることが予想されるが、サー・フランク・ウイリアムズは、現在GP2でポイントランキング1位をキープし、ウイリアムズのテストドライバーも務めているニコ・ロズベルクを起用することも選択肢の一つとして考えているらしい。
ロズベルクと聞けば古くからのF1ファンならば元祖フライング・フィン、ケケの顔を思い浮かべることだろう。また新しいF1ファンにはミカ・ハッキネンやキミ・ライッコネンのマネージャーとして知られているかも知れない。ニコは、そのケケの息子なのである。
歌手しかり、政治家然り、どの世界でも蛙の子は蛙とばかりに2世が活躍することが多いわけだがF1もまた然りである。2世F1ドライバーと言えば、多くの方が97年のワールドチャンピョン、ジャック・ビルヌーヴを思い出すだろ。父親のジル・ビルヌーヴはフェラーリドライバーとして人気の頂点にあった1982年5月、ベルギーGPで事故死。父が果たせなかったワールドチャンピョンの夢は息子が叶えた。
既に引退した96年のワールドチャンピョン、デーモン・ヒルを思い出す方もいるだろう。父は62年、68年のワールドチャンピョンに輝いたグラハム・ヒルである。こちらは親子でタイトルを獲得している。
話をロズベルクに戻そう。ケケ・ロズベルクはウイリアムズ・フォードを駆り82年にワールドチャンピョンのタイトルを手にしている。当時は全16戦、1位から6位までに9-6-4-3-2-1ポイントが与えられるなど、現在とはレース数、付与ポイント数が違ってはいるが、ケケは僅かに44ポイントでワールドチャンピョンに輝く。
このシーズンのケケの優勝は僅かにスイスGPの1回限り。3回の2位、2回の3位などでポイントを集め、優勝2回のニキ・ラウダ、アラン・プロストらを振りきってのタイトル獲得であった。
F1デビューを虎視眈々と狙っている2世ドライバーはニコだけではない。、アラン・プロスト、ネルソン・ピケ、ニキ・ラウダの息子たち(ニコラス、ネルシーニョそしてマティアス)もまた隙あらばと狙っているのだ。デーモン・ヒルやジャック・ビルヌーヴがF1界の2世第1世代(注)だとすると、ニコらは第2世代と言っても良いだろう。最年少チャンピョンの誕生と共に、F1にも新しい時代がやって来るのだ。
ロズベルク、この懐かしい名前が果たしてブラジルGPのスターティング・グリッドに記されるのか。2週間後を楽しみにした。
注:もう少し遡ればアンドレッティ父子、ブラバム父子の例もあるが息子の方はお世辞にも成功したとは言いがたい。
今日の1枚は、例によって記事本文とは何の関係もない蘭の花。いつもの東京都下某所にある温室で撮影しましたが、もう三工夫くらいしないと。これではだめですね。
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