現の証拠

 
 群生する露草(ツユクサ)の中でポツンと一輪だけ咲いていた「現の証拠」(ゲンノショウコ)。古くから和薬として用いられ、薬効あらたか、のめばたちまち腹痛や下痢がおさまることから「現の証拠」。なんとも即物的な名前ですが、急な「刺し込み」に苦しむ旅人に助さんだか角さんだかが飲ませてあげる薬はこれだったのかも知れません。

 写真は白い花ですが、調べてみると紫色の花のものもあり西日本では紫が、東日本では白が多いとあります。花の咲いている時期に引き抜き根を除いた地上部を天日で乾燥させて用いるようです。

[ 撮影:すみよしの森 ]

 今日、恩田の森で撮影した写真をこちらにも掲載しておりますのでぜひご覧ください。
恩田Now 
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