小学校高学年の患者さんで、永久歯列に生え変わった段階です。
向かって左上の犬歯の位置不良で、出て来るのが遅れました。
上の犬歯位置不良例は少なくありませんが、若干遅れで出てきたのは軽症です。
遅れたゆえに、きちんと並ぶスペースが不足しています。
一方で前歯間にスペースがあって、上下真ん中が不一致の状況です。
間もなく後の奥歯、第2大臼歯が出て来る時期なので、放置しておくとさらに犬歯スペースが不足して来ます。
このような例では、犬歯が出ていて第2大臼歯が出る前が、歯並び治療のタイミングです。
上下の噛み合わせ良好で、下の歯並びOKなので、上だけの治療で大丈夫です。
ブラケット装着で7か月後に終了です。前歯スペースは閉じ、上下真ん中は一致して来ました。
上だけの治療の場合、歯並びだけの治療は簡単ですが、治療していない下との嚙み合わせをできるだけ良好にして終えることが重要です。
そのために、付加的治療期間が必要なのが通常です。
リテーナー装着でフォローとなりますが、現在は第2大臼歯が出始めているところです。
微妙な治療タイミングということになりますね。
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梅雨前線は、今どのあたりにあるんでしょうか?
ここのところ降雨が無く、暑いばかり。博多山笠も終わったし、そろそろ梅雨明けかも。
昨日はいつもより早めに帰宅でき、我が家からの夏空はごらんのとおり。
暑いながらもエクササイズは欠かせないので、自分の年齢を考えて、無理~の寸前でコントロールしたいと思います。
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高校生になった女子の患者さんで、全体的矯正スタートです。
当院での管理歴は長く、以前から矯正相談はありましたが、数年前までは上下歯並びそれぞれ、そして上下噛み合わせはほぼOKでした。
ただし、成長期で下顎成長がみられれば矯正治療が望ましくなるかも、と予測してあえて経過を観ました。
現在も上下歯並びはほぼ問題なしですが、奥歯しかしっかり噛み合っておらず、開咬状態です。
ここ2年ほどの下顎の前方下方の成長によって、噛み合わせが悪化していると思われます。
反対咬合にはなっていませんが、上の前歯が前傾してさらに噛み合わず、結果上下前歯が出っ張った嚙み合わせになっています。
矯正治療後の後戻りや口唇とのバランスを含めて将来を考えると、抜歯矯正が望ましい例になります。
このような患者さんだと、デコボコ度だけ見ると抜歯矯正にはなりません。
矯正治療では、思春期の顎成長のコントロールはできませんので、早めに非抜歯で始めて、その後開咬の要素が出て来て結局抜歯というのでは問題です。
下顎成長の経過観察が適切と、再認識した1例です。
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週末から福岡市美術館で、以前から楽しみにしていたキース・ヘリング展が開催されています。
開催数日目なので混んでいるかな?と予測していましたが、天気のせいもあってかそこまではありませんでした。
ポップアートというかストリートアートの部類で、アンディ・ウォーホールと時代的には若干被りますが、キースは31歳の短命でした。
NYがある種カオスだった、1980年代に活躍しています。
治安が悪く、落書きだらけの地下鉄内や構内に現れ、作品を描いてます。
私のNY時代はこの後で、地下鉄は日本製で綺麗、治安も比較的良好でした。
因みに最後に行った2020年は、ちょっと汚くて大麻臭いけど、普通の平和な大都市になってました。
地下鉄の広告スペースに描いていたそうで、壁面がNY地下鉄の再現ですね。
Subway Drawing と言われてます。
バンクシーと共通しますが、社会的メッセージを含んだ作品も多く見られます。
彼はAIDSで若くして亡くなっていますが、20世紀終わりはまだAIDSは致命的疾患で偏見もありました。
私のNY時代にも友人や同僚には普通にゲイの人がいて、彼らのAIDに対する警戒は大きかった。
この作品は1986年作のペルシダ、キュービズム的。
記念のプレートを購入しました。
図録はありませんでしたが、彼に関する本も実質ないようです。
まだ夕方ではありませんが、アルコール入り炭酸(ちょっとビールの部類とは言えないので)でスッキリ。
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今日明日とも梅雨の雨模様の予報です。
連休なので、週明けに備えての休日出勤は明日にして、降雨の今日はインドアで動画や音楽です。
TV番組を視るとすれば、NHKプラスかNetflix やAmazonですが、最近、晩酌の流儀3がスタートしてます。
ワカコ酒や孤独のグルメなど、食ジャンルが好みなので、早速視聴してます。
毎エピソードでの、自宅晩酌の自炊メニューに感心してます。
特別な創作料理ではないゆえに、画面から味と香りが漂ってくるような感覚を覚えます。
視る時間帯によっては、空腹感を刺激してヤバいですね。
ところで仕事後の晩酌の美味しいビールという割には、金麦はいかがなものでしょうか。
サントリーがスポンサーとしても、同じサントリーの生ビール、東京クラフト、プレミアムモルツあたりの方が食メニューとのバランス良さそう。
WHY 金麦?
因みに、明朝は博多山笠フィナーレ。終わったら、博多の夏がやってくると言われてます。
明日は休日出勤と、土曜から開催されているキース・ヘリング展へ行く予定。
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Netflix でまれに日本ドラマを視ることがあります。
7月スタートドラマで、コメディ「新宿野戦病院」。
アメリカの医師ライセンスを持つ日系アメリカ人役の小池栄子、彼女の日本語&英語にワロタ。
日系の割にはカタカナ英語で、かつ構文が会話英語ではなく日本の受験英語の構文的。
岡山出身の設定で、日本語の岡山弁訛りも半端なくて笑えます。
コメディなので、あえてそのようなしゃべりとは思いますが、一瞬、小池栄子の英語発音下手~、どうしたの?と勘違いしてしまいました。
因みにドラマとしてのレベルは、どうしたもんでしょうかね~。
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朝ドラで言えばエールとかブギウギで、その時代の数々の曲をつくった作詞作曲家が登場します。古関裕而、服部良一です。
500枚ほどのマイレコードライブラリから、時々ピックアップして聴いていますが、CDへ代わっていく1980年代前半までがレコードです。
フュージョンジャズとかシティポップ、その時代の尖った洋楽などがあります。
昨日のピックアップは、1980年代前半の稲垣潤一とか来生たかお。
来生たかおはシンガーソングライターで他のシンガーにも曲を提供しています。
一方、稲垣潤一は秋元康や湯川れい子作詞、筒美京平作曲が多いようで、アレンジには松任谷正隆も。
秋元さんは、21世紀になるとAKBほかに関わって現在でも活躍中。作詞作曲家でメジャーな人は息が長いですね。
数名の作詞作曲家が、時代の音楽の主流をつくってきたのが分かります。
彼らがいなかったら80年代シティポップはなかったとも言えますね。
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昨日、スタディグループの講演会は終わりましたが、休診日の今日は、8月&10月のイベントに備えて準備の休日出勤です。
ぎり降雨がなかったので、自転車エクササイズで途中、遅めのランチでカフェKUSUKUSUに寄りました。
今日のランチの一つが野菜カレー。アイスコーヒー付きです。
店主のKさんは大名校区で地域活動を長くされていて、私も久しぶりにカムバックしたので、現況を色々お聞きしました。
現在はお盆明けの大名夏祭り、そして終わったら秋のスポーツ大会などが大きな行事になります。
立場的に管理側になってしまい、飽くまでもボランティアとは言え、それなりのプレッシャーを感じているところです。
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昨日は夜の時間帯に、福岡小児歯科集談会の講演会を催しました。
今回は大野城市はち歯科の院長馬場先生、そして主任言語聴覚士の竹山先生にお願いしました。
最近注目のトピック「口腔機能発達不全症」のうち、話す機能にフォーカスしたお話でした。
蒸し暑く雨模様でしたが、多くの会員&スタッフの参加がありました。
この分野は、歯科医師&歯科衛生士がコラボして取り組むべきなので、スタッフの関心が高いということもあります。
はち歯科は全国でも珍しい、開業医で小児専門の言語聴覚士が勤務している歯科医院です。
発達障害の小児も含め、機能性や器質性構音障害のある小児は少なくなく、その受け皿が不足しているという現状があります。
構音の問題があるなしに関わらず、色んな小児患者さんが来院する小児歯科の環境です。
その中で話し方の問題の相談があったり、私たちが気づくこともあります。
講師お二人とも力説されましたが、歯科のみではなく多職種の専門家がコラボして評価と対処を行えることが理想だと。
まずは自院でのレベルアップがなければ、その後のコラボもありませんので、モチベーションを落とさずステップバイステップではないかと再認識しました。
こちらは、はち歯科作成の対象患者さん向けの資料冊子。
講演後の懇親会は、いつもの「とりぶどう大名店」。
夜がふけるまで、オフ会でさらに色んなQ&Aをさせて頂きました。
この分野で、さらに心強い方々にお会いでき、今後ともお付き合い頂きたいと感じました。
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透明なマウスピースを装着する、いわゆるアライナー矯正は、最初は永久歯列のみの適応でしたが、最近は小児の第1期矯正治療に適するタイプも出て来ています。
今日は、元祖とも言えるインビザラインファーストのWEBセミナーを診療合間で視聴しています。
夏休みモードで忙しくなるちょっと前で、今がタイミングですね。
このセミナーは小児歯科医が講師です。
私自身も歯列咬合は大学小児歯科時代の咬合誘導からスタートしています。
現在、普通に本格矯正も行っている状況で自分自身も振り返ってみると、小児歯科と矯正歯科は、同じ歯並びかみ合わせでも捉え方が異なる部分が割とあります。
小児歯科は、現状をみて、歯並びの予防矯正を早めに勧めがちと思います。
矯正歯科的立場だと、噛み合わせ改善がファーストで、歯並びは後でどうにでもなるという考え方がメジャーと思います。
早期のアライナー矯正は床矯正と同様な目的で使用されると思いますが、どちらも歯科医の技術力はあまり必要ないということです。
患者さんがその矯正法が適するか治癒可能か、そして永久歯列まで通して責任を負えるかという、歯科医側の診断力がポイントでしょう。
どちらもラボでの製作費用が高いので、歯科医サイドは、矯正料金をエコノミーにできないという部分もありますね。
永久歯前歯生え始めは、デコボコやハの字に開いているのが普通で、次第に改善することは分かっています。
アライナーで歯並び改善することは分かっていますが、ラボ料金も含め、果たして早期治療に適用すべきか?と迷うところではあります。
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