福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

アライナー矯正を小児期にどう取り入れるか?

2024-07-10 | 歯並び、矯正の話

透明なマウスピースを装着する、いわゆるアライナー矯正は、最初は永久歯列のみの適応でしたが、最近は小児の第1期矯正治療に適するタイプも出て来ています。
今日は、元祖とも言えるインビザラインファーストのWEBセミナーを診療合間で視聴しています。
夏休みモードで忙しくなるちょっと前で、今がタイミングですね。



このセミナーは小児歯科医が講師です。
私自身も歯列咬合は大学小児歯科時代の咬合誘導からスタートしています。
現在、普通に本格矯正も行っている状況で自分自身も振り返ってみると、小児歯科と矯正歯科は、同じ歯並びかみ合わせでも捉え方が異なる部分が割とあります。
小児歯科は、現状をみて、歯並びの予防矯正を早めに勧めがちと思います。
矯正歯科的立場だと、噛み合わせ改善がファーストで、歯並びは後でどうにでもなるという考え方がメジャーと思います。
早期のアライナー矯正は床矯正と同様な目的で使用されると思いますが、どちらも歯科医の技術力はあまり必要ないということです。
患者さんがその矯正法が適するか治癒可能か、そして永久歯列まで通して責任を負えるかという、歯科医側の診断力がポイントでしょう。
どちらもラボでの製作費用が高いので、歯科医サイドは、矯正料金をエコノミーにできないという部分もありますね。
永久歯前歯生え始めは、デコボコやハの字に開いているのが普通で、次第に改善することは分かっています。
アライナーで歯並び改善することは分かっていますが、ラボ料金も含め、果たして早期治療に適用すべきか?と迷うところではあります。



ふたつき子ども歯科  http://fc-dental.jp.net

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