福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

永久歯に影響ある過剰歯の1例

2024-03-01 | 口の中の問題

5歳の患者さんで、上の前歯の虫歯診査のためにX線撮影をしました。
偶然ですが、中央付近に過剰歯を発見。
最近は上の前歯の虫歯も少なくなり、生え変わりの問題が疑われる場合のX線診査がほとんどで、過剰歯の発見は遅めになることも多いですね。



逆生埋伏過剰歯と呼ばれ、歯の頭部分が上です。
なので、根の形成とともに上方(実際は口蓋に沿って斜め後方)に移動すれば、永久歯から離れます。
そうなると、永久歯の出方や歯並びへの影響はほぼ無くなるので、過剰歯抜歯の必要性も無くなります。
この患者さんは、年齢の割に過剰歯の根形成は終了していて、上方移動はないでしょう。
また、根の先がほぼ中央部分にあるので、いずれ永久歯への影響は出るタイプと言えます。
向かって左側の永久歯側なので、萌出はするでしょうが、真ん中の隙間が大きいままとか、左右で前歯傾斜の違いが出て来るでしょう。
理屈的には早めの過剰歯抜歯が望ましいですが、5歳では年齢的な協力度が微妙です。
病院歯科とか大学病院で全身麻酔で行う手段はありますが、可能な地域は限られていますし、全身麻酔に対する保護者の方の意向も影響します。
年齢が上がって局所麻酔下で抜歯して、永久歯の出方を待つというのが、最も一般的かなと思います。
永久歯がそれなりに出てから過剰歯抜歯して、以降に部分的矯正でも問題はありませんので、あまり予防的に過剰歯抜歯が緊急と考えなくてOKでしょう。



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ジョニ赤再評価

2024-03-01 | できごと

ウイスキーとジンが無くなったので、昨日は両方を調達。
毎日家で飲むので、基本エコノミーな銘柄ですね。



ジョニ赤とビーフィーター。
最近ノンスモーキー系のウイスキーが続いたせいか、ジョニ赤は程々スモーキーでバランスがとれたスコッチと再評価です。
お値段も以前よりは上がりましたが、相対的にはエコノミー価格です。
たまたまどちらも赤系という偶然。



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