福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

デコボコだけど非抜歯矯正の1例

2023-12-25 | 歯並び、矯正の話

中学生の患者さんで、上の犬歯の生え方が良くない状況です。
犬歯の位置不良や自力で出て来ない例も珍しくないので、どちらかと言えば軽症な1例です。



いわゆる八重歯的で、審美的にも歯磨き的にも問題ありです。
特に向かって右側の側切歯は犬歯に抑え込まれて、内側かつ傾斜が不良です。





横から見ると、スペース不足で八重歯というより、勝手に犬歯位置が不良という感じです。
そのまま放置すると、奥歯が前方移動してスペース不足が大きくなります。
下の歯並びOKで、かつ上下歯並びの前後関係も問題ないので、上の歯並びのみにブラケット装着で矯正治療開始です。



10か月後、良好な歯並びになりました。



側切歯の歯軸改善がやや不充分ですが、ワイヤーサイズを大きくしても若干限界ありでした。
後戻りの原因となりやすいので、やや長期のリテーナー装着が望ましいと考えています。
トータルすれば、このタイミングでの矯正治療で、短期で良い結果が得られたと思います。


ふたつき子ども歯科  http://fc-dental.jp.net

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