福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

適時に噛み合わせを改善する

2023-12-23 | 歯並び、矯正の話

いずれも昨日来院の患者さんで、年齢は異なりますが、一応治療終了の2例です。
どちらも小児用マウスピースを使用しています。



犬歯以降の歯が交換する10歳の患者さんです。上下の歯並びが若干デコボコです。



横から見ると、噛み合わせが深めで出っ歯感ありです。
日本人は人種的に歯が厚いので、噛み合わせの深さが出っ歯感に繋がります。
この時期にプレオルソタイプ1を適用すると、効率よく噛み合わせの深さと歯並びを改善できます。



就寝時のみの使用で、1年3か月後。
噛み合わせが、むしろ浅くなりすぎですが、装置終了後の後戻りを考慮すると、この程度が終了できるタイミングです。



上下歯並びも改善し、噛み合わせの深さと出っ歯感も改善してます。
良いタイミングで、患者さんもしっかり使用して、良好な結果が得られました。




こちらは4歳代の反対咬合の患者さん。
噛み合わせが深いので、早めの噛み合わせ改善が望ましい例です。



プレオルソタイプ3使用で4か月後。
使用1か月後に前歯の噛み合わせは一応改善しましたが、より安定をさせるために加えて3か月使用をお願いしました。
上下前歯の前後的移動もありますが、通常に安定して噛めるようになりました。
今後永久歯前歯の生え変わり時期、そして下顎成長期まで経過観察は必要です。
このように出っ歯系は小学校後半、反対咬合は、噛み合わせが深く下顎前方誘導の要素が大きい場合、4歳以降くらいで初期治療が望ましいと思います。
最初の患者さんは、多分これで矯正治療終了と考えています。



ふたつき子ども歯科  http://fc-dental.jp.net

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