福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

マウスピース矯正はメジャーになっていく

2023-12-24 | 歯並び、矯正の話

マウスピース矯正といえば、透明なマウスピース装置をイメージする人が多いと思います。
当院でよく適用しているプレオルソは、同じマウスピースでも小児期に特化した装置で、基本就寝時のみ使用でOKです。
透明マウスピースは、当院で矯正治療後に使用してもらっっているインビジブルリテーナーと同様な素材で、基本24時間装着です。
メーカーで言えばインビザラインが代表格で、一般的にはアライナー矯正と呼ばれています。
初期は永久歯列の前歯のデコボコの、ある種のプチ矯正が主たる適応症でした。
最近では奥歯も動かせるとか、抜歯矯正の一部も可能になり、進化を遂げています。
中高校生の歯科健診でも、程々使用例を見ることもあって、適応例が広がっていると感じます。



最近では混合歯列(小学校中程以降)の早期治療でも使用できるシステムも登場しています。
私もベースとしてはワイヤー矯正ですが、この分野の知識や技術が無くても、歯型や歯型の3Dデータを送れば、専門のラボがマウスピースを作製してくれます。
なので、床矯正同様に取り入れる一般歯科や小児歯科は増えると思います。
患者さん側には、矯正の専門的な知識や技術がある医院でのマウスピース矯正をお勧めします。
日本矯正歯科学会も、マウスピース矯正に関連してコメントを出していますので、HPで参考頂ければと思います。
私も、最近の患者さん需要の増加を考えると、アライナー矯正は無視できません。
ラボでの製作料が結構かかるので、当院では、他の矯正手段ほどエコノミーにできないのが悩みです。
色々検討しながら、適切な例にはアライナー矯正も提案できるようにしたいと考えているところです。



ふたつき子ども歯科  http://fc-dental.jp.net

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