福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

今日のビフォー・アフター

2014-02-22 | 歯並び、矯正の話

最近、矯正治療が終了した中学生の患者さんです。





上の前歯が出っ張っている患者さんにはよくあるのですが、噛み合わせが深く、噛み合うと下の前歯が見えないくらいです。





前歯は出っ張っていてさらにデコボコです。





下の前歯は上の前歯に押し込まれたように内側に倒れて、後ろの歯と比べると分かりますが、前歯が伸びだしている状況です。





程度が重症でしたので2年間ほどはかかりましたが、噛み合わせも浅く、綺麗になりました。




前歯の内側がくぼんで、歯の厚みが大きい形態の場合、とにかく噛みあわせを浅くしないと出っ歯の状況はきちんと改善できません。
骨格的にも噛み合わせ的にも上顎が前方でしたので、上の第1小臼歯は便宜的に抜歯せざるを得ませんでした。


下の歯並びは抜歯せずに、噛みあわせを浅くしたことで、前歯は前方に移動でき、綺麗に並びました。
前歯の裏側は、後戻りを防止するワイヤーを接着しています。
奥歯が内側に倒れて狭い状態も改善されて、自然な形態のアーチになりました。

これくらい変化すると、お顔の感じはもちろん改善しますし、口も自然に閉じることができます。





ふたつき子ども歯科 http://www3.coara.or.jp/~futam

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