飲食系の経営コンサルタント、大久保一彦さんの文庫本を読んでいます。彼の講演を聴いて、「善の循環経営」という本を読んでみました。これが面白いので他にも読んでみたいと思ったわけです。
彼は最近、有名飲食店のミシュランの星を上げるためのコンサルなどに関わり、飲食業界ではカリスマ的にまでなっている人ですが、それだけ食全般に関して勉強をしているし、経験もしています。そのために時間とお金を使うのが、業界で進化していくための宿命かも知れませんし、彼はそれを楽しんでいるふうでもあります。
本の内容は飲食業界の経営にはもちろん役立つと思いますし、歯科業界でも応用可能な部分があるかと思います。でもそれはさておいて、食を通した人間の心理学を学んだような気がして、素直に面白いし、食はやはり人間をハッピーにするものだと再認識させられます。
歯科も根本的には美味しく楽しく食べられるためのサポーターですから、距離感が近く感じられます。
文庫本のタイトルはいかにも経営本、ノウハウ本と言う感じですが、彼の講演を聴いてから読むと、むしろ単純に読み物として面白いんです。
歯科経営への応用は? 小手先ではなく、患者さんのために真面目に向かい合いなさい、と教えてくれるように感じます。
ふたつき子ども歯科 http://www3.coara.or.jp/~futam